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【同意・安全・トラブル】性的同意とは?

ロコ
ロコの結論
「同意って、どうやって確かめればいいの?」と迷うこと、ありますよね。性的同意は、性的な行為のひとつひとつについて、お互いが自分の意思で「したい」と確かめ合うことなんです。一度うなずいたら最後まで、ではなく、途中でやめることもできます。

「性的同意」という言葉を、最近よく聞くようになりましたよね。でも、具体的にどういうことなのか、どうやって確かめればいいのか、よく分からないという人も多いと思います。「いちいち聞いたら雰囲気が壊れる」「付き合っているんだから、いいでしょ」と思っている人もいるかもしれません。

性的同意は、性的な行為をする2人が、お互いに「したい」と思っていることを確かめ合うことです。相手を大切にするための、とても基本的な考え方なんです。そして、2023年には刑法も改正され、同意のない性的な行為についての考え方が、法律の上でも整理されました。

このページでは、性的同意の基本と、2023年の刑法改正のポイント、確かめ方の例をまとめました。

同意の基本

性的同意は、次のような状態がそろっていることだと言われます。

ポイント 中身
自分の意思 断れない空気や立場の差がない
行為ごと キスに同意したことは、その先への同意ではない
いつでも取り消せる 途中で「やめたい」と言ってよい
はっきりしている 黙っている・抵抗しないことは同意ではない

自分の意思で

同意は、本当に自分の意思で「したい」と思っていることが前提です。断ったら嫌われる、断れない立場にある、怖くて言えない。そんな状態での「いいよ」は、本当の同意とは言えないんです。

行為ごとに

キスをしたからといって、その先に進むことに同意したわけではありません。家に行ったからといって、性行為に同意したわけでもありません。同意は、行為のひとつひとつについて必要なものなんです。

いつでも取り消せる

最初に「いいよ」と言っても、途中で気持ちが変わったら、やめていいんです。同意は、一度もらえば終わりではありません。

黙っていることは同意ではない

相手が何も言わない、抵抗しない。それは、同意しているからではなく、怖くて声が出ない、どうしていいか分からない、という状態かもしれません。はっきりした「したい」がないなら、同意があるとは言えないんです。

同意とは言えない状態

状態 理由
酔っている・眠っている 判断ができない
怖くて断れない 自分の意思ではない
断れない立場の差がある 上司・先生・お金の関係など
脅されている 自分の意思ではない
驚いて固まっている 反応できないだけ

2023年の刑法改正

2023年7月13日から、改正された刑法が施行されました。それまでの強制性交等罪などは「不同意性交等罪」に改められ、同意しない意思を形成・表明・全うすることが難しい状態での性的な行為が処罰の対象として整理されました。性交同意年齢は16歳に引き上げられています。細かな要件は法務省のQ&Aで確かめてください。

ポイント 中身
施行日 2023年7月13日
罪の名前 強制性交等罪などが「不同意性交等罪」などに
考え方 同意しない意思を形成・表明・全うすることが難しい状態での行為が対象に
性交同意年齢 16歳に引き上げ

ここでの説明は一般的な整理です。法律の細かな要件は、法務省のQ&Aや、法律の専門家に確かめてください。

確かめ方の例

「これ、いや?」より「続けていい?」のほうが、相手は答えやすくなります。言葉で聞くのが照れくさいときも、相手の表情や体のこわばりに気づいたら、いったん止めて聞き直すのが基本です。

確かめ方 例
言葉で聞く 「続けていい?」「これは好き?」
様子を見る 表情・体のこわばり・反応
止めて聞き直す 迷ったら、いったん止める
前もって話す してほしいこと・嫌なことを事前に話す

「雰囲気が壊れる」は思い込み

「いちいち聞いたら、雰囲気が壊れる」と思う人もいますよね。でも、実際には、「大丈夫?」「気持ちいい?」と聞かれることで、安心して身を委ねられる、という人は多いんです。確かめることは、相手を大切にしているというメッセージでもあります。

パートナーとの関係でも

付き合っているから、結婚しているから、同意はいらない。そんなことはありません。どんな関係でも、性行為には毎回の同意が必要です。

思い込み 実際
付き合っているから、いつでもいい 毎回、相手の気持ちを確かめる
夫婦だから断れない 夫婦でも、断っていい
前はよかったから、今日もいい その日の気持ちは、その日に確かめる

困ったときは

同意のない性的な行為を受けたときは、ワンストップ支援センター(全国共通 #8891)に相談できます。くわしくは相談先のページにまとめています。

よくある疑問

同意を確かめるのが恥ずかしい

最初は照れくさくても、慣れてくると自然にできるようになります。言葉にするのがむずかしければ、相手の様子をよく見て、迷ったら止める、から始めてみてください。

同意したのに、あとで嫌だったと気づいた

その気持ちも、大切なものです。次からは、自分の気持ちを伝えてください。つらさが続くときは、相談窓口に話してみてください。

相手が同意しているか分からない

分からないなら、聞いてください。聞いても分からないなら、進まないでください。

同意をめぐるよくある誤解

誤解 実際
一度OKしたら最後まで 途中でやめていい
家に来たら同意したのと同じ 家に来たことと、性行為への同意は別
嫌と言わなかったから同意 黙っていることは同意ではない
恋人や夫婦なら同意はいらない どんな関係でも毎回必要
酔って「いいよ」と言った 判断できる状態でなければ、同意とは言えない
服装や態度で誘っていた 服装や態度は同意ではない

こうした誤解は、知らないうちに相手を傷つけてしまう原因になります。一つひとつ、確かめていきましょう。

同意を確かめる練習

同意を確かめることに慣れていないと、どう聞けばいいか迷いますよね。

場面 聞き方の例
キスの前 「キスしてもいい?」
次に進む前 「このまま続けても大丈夫?」
新しいことを試す前 「これ、試してみてもいい?」
相手の様子が気になったとき 「大丈夫?少し休む?」

言葉にするのは、最初は照れくさいかもしれません。でも、慣れてくると、自然にできるようになります。そして、聞かれた側も、自分の気持ちを伝えやすくなるんです。

同意のある関係は、心地いい関係

同意を大切にすると、性行為が堅苦しくなる、と思う人もいるかもしれません。でも実際には、お互いが「したい」と確かめ合えているからこそ、安心して楽しめるんです。

同意がある関係 同意があいまいな関係
安心して身を委ねられる どこかで不安が残る
嫌なことを言いやすい 我慢してしまう
信頼が深まる すれ違いが生まれやすい

同意は、相手への思いやり

同意を確かめることは、相手を大切に思っているというメッセージです。「あなたの気持ちを大切にしたい」という思いが伝わるからこそ、2人の関係は深まっていきます。

迷ったら、止まる

相手が同意しているか分からないときは、止まって聞く。それでも分からなければ、進まない。これがいちばん確かな方法です。

同意は、性行為だけのものではない

ハグやキス、手をつなぐことも、相手の気持ちを確かめてからが基本です。小さなことから、同意を大切にする習慣をつくっていきましょう。

まとめ

性的同意は、性的な行為のひとつひとつについて、お互いが自分の意思で「したい」と確かめ合うことです。行為ごとに必要で、いつでも取り消せて、黙っていることは同意ではない。2023年の刑法改正で、同意のない性的な行為についての考え方も整理されました。「続けていい?」と確かめ合うことが、2人を大切にすることにつながります。

出典

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