【浮気・不倫】浮気・不倫をパートナーに打ち明けるか迷ったら

関係はもう終わった。でも、パートナーの顔を見るたびに胸が苦しくなる。打ち明けて楽になりたい気持ちと、言ったら全部壊れてしまうというこわさ。浮気や不倫をしてしまった側にも、ひとりで抱えている重さがありますよね。
このページは、浮気や不倫をすすめるものでも、責めるものでもありません。打ち明けるかどうかを迷っている人が、考えを整理するための材料をまとめました。
まず、からだのことを確かめる
打ち明けるかどうかの前に、考えてほしいことがあります。浮気の相手とからだの関係があった場合、性感染症をパートナーにうつしてしまっている可能性です。
| 状況 | すること |
|---|---|
| コンドームを使わない性行為があった | 自分が検査を受ける |
| 検査で陽性だった | 治療を始める。パートナーにも検査と治療が必要 |
| 症状は無い | 症状が無い性感染症も多いので、検査で確かめる |
性感染症が分かったとき、パートナーに伝えないまま性行為を続けると、相手のからだを傷つけることになります。保健所では、多くのところで無料・匿名で検査を受けられます。打ち明けるかどうかとは別に、検査だけは先に受けてください。
打ち明ける・打ち明けない、それぞれの重さ
| 打ち明ける | 打ち明けない | |
|---|---|---|
| 自分の気持ち | 秘密を抱え続ける重さからは解放される | 罪悪感を抱え続けることがある |
| パートナー | 大きく傷つく。関係が変わる | 知らないままでいられる。あとで知ると、より傷つくことも |
| 関係 | やり直すにしても、離れるにしても、本当のことの上で決められる | 表面上は続く。距離を感じ続けることも |
| 法律 | 離婚や慰謝料の話になることがある | あとで知られたときに同じことが起こりうる |
どちらが正しい、とは言えません。ただ、「自分が楽になりたいから打ち明ける」のか、「パートナーに本当のことを知る権利があると思うから打ち明ける」のかで、話し方は変わってきます。
打ち明けるなら、考えておきたいこと
| 考えること | 理由 |
|---|---|
| 関係は本当に終わっているか | 続いているなら、先に終わらせるかどうかを決める |
| どこまで話すか | 相手が知りたいことに答える。聞かれていない細部まで話すと、かえって傷を深くすることも |
| 話す場所と時間 | 子どもがいない、時間に余裕があるときに |
| 相手の反応への備え | 怒り・涙・黙りこむ。すぐに許してもらえるとは思わない |
| 浮気の相手のこと | 相手の名前や連絡先を出すかどうか。相手の安全も考える |
| 自分の安全 | 暴力をふるわれるおそれがあるなら、ふたりきりで話さない |
話すときの言葉
- 言い訳から始めない(「寂しかったから」「あなたが○○だったから」)
- 起きたことと、いまの気持ちを短く伝える
- 「許して」より、「あなたがどうしたいかを聞きたい」
- その日のうちに結論を求めない
打ち明けないなら、考えておきたいこと
| 考えること | 理由 |
|---|---|
| 関係をきちんと終わらせる | 中途半端に続くと、知られる危険も罪悪感も続く |
| 性感染症の検査を受ける | パートナーのからだを守るため |
| 罪悪感とどう付き合うか | カウンセリングで話すと、整理しやすいことがある |
| パートナーとの関係を見直す | 浮気に向かった理由が、ふたりの関係の中にあるなら |
打ち明けない選択をしても、何もしないのとは違います。自分の中で区切りをつけ、パートナーとの関係に向き合う、という道もあります。
話す前に相談できるところ
打ち明けるかどうかを、ひとりで決めなくていいんです。
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| カウンセラー | 気持ちの整理・話し方 |
| 弁護士・法テラス | 打ち明けたあとの法律のこと(慰謝料・離婚) |
| 保健所・医療機関 | 性感染症の検査 |
弁護士に相談すると、打ち明けたあとに起こりうることを、法律の面から先に知ることができます。弁護士には、相談の内容を守る義務(守秘義務)があります。
打ち明けたあとに起こりうること
| 起こりうること | 備え |
|---|---|
| 相手が家を出る・距離をおく | 子どもがいるなら、子どものことを一緒に考える |
| 相手が浮気の相手に連絡する | 相手の行動は止められない。トラブルになれば弁護士に |
| 離婚や慰謝料の話になる | 先に弁護士に相談しておく |
| 何度も同じ質問をされる | 答えられることには答え続ける |
| 時間がたってから怒りが出る | 傷が癒えるまで時間がかかると知っておく |
打ち明けたあとは、相手の反応に一喜一憂しがちです。自分も、カウンセリングなど話せる場を持っておくと、相手に寄りそい続けやすくなります。
よくある疑問
一度だけの関係でも、打ち明けるべき?
回数で決まるものではありません。パートナーとの関係で何を大事にしたいかで考えてください。からだの関係があったなら、検査だけは受けておきましょう。
打ち明けたら、必ず離婚になる?
そうとは限りません。打ち明けたあと、時間をかけて関係をやり直す夫婦もいます。どうするかは、パートナーの気持ちも含めて、ふたりで決めていくことです。「関係をやり直したいとき」も参考にしてください。
浮気の相手から「配偶者に話す」と言われている
脅しのように使われているなら、ひとりで対応せず、弁護士に相談してください。お金を求められている場合も同じです。
打ち明けたあと、相手が浮気の相手のことを根ほり葉ほり聞いてくる
聞かれたことには、できるだけ正直に答えてください。ただ、細部まで話すと、相手の傷が深くなることもあります。カウンセラーに入ってもらい、どこまで話すかを一緒に考える方法もあります。
相手にもう話してしまった。これからどうすればいい?
話したことは取り消せません。これからは、相手の気持ちを聞くこと、約束を行動で示すことに力を注いでください。「関係をやり直したいとき」も参考になります。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 気持ちの整理・罪悪感 | カウンセリング・厚生労働省「まもろうよ こころ」の相談窓口 |
| 慰謝料・離婚の法律のこと | 法テラス・弁護士会の法律相談 |
| 性感染症の検査 | 保健所・医療機関(厚生労働省「性感染症検査・相談マップ」) |
| 脅されている | 警察相談専用電話(#9110)・弁護士 |
どちらを選ぶにしても、ひとりで抱え続けるより、誰かに話して整理してから決めるほうが、自分にもパートナーにも誠実な選び方になります。
- 厚生労働省「性感染症検査・相談マップ」 https://www.mhlw.go.jp/stikensa/
- 法テラス(日本司法支援センター) https://www.houterasu.or.jp/
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」 https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/