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【男性のからだと心】男性が美容医療を受けるときに知っておくこと

ロコ
ロコの結論
ひげ脱毛、薄毛治療、包茎手術。男性の美容医療の利用は増えていて、それに伴ってトラブルの相談も増えているんです。国民生活センターは、不安をあおられて、その日に高額な契約や手術をしてしまう事例に注意を呼びかけています。

ひげ脱毛に行ったら、化粧水のセットも勧められた。薄毛の相談に行ったら、100万円を超えるコースの話になった。包茎手術の広告を見て行ったら、「重度だからすぐに手術を」と言われた。男性の美容医療は、相談しにくい悩みを扱うことが多く、そこにつけこむような勧誘もあります。

男性に多い美容医療

分野 例
脱毛 ひげ・VIO・全身
薄毛 AGAの薬・注入・植毛
男性器 包茎手術・増大・長茎
顔 二重・シミ取り・ボトックス・ヒアルロン酸
体 脂肪吸引・わきが

国民生活センターが公表しているトラブル

国民生活センターによると、美容医療の相談のうち、男性が契約当事者のものは約2割を占め、約5年間で2,000件を超えていました(2019年の公表)。男性に多いのは、包茎手術・薄毛治療・ひげの医療脱毛などの相談です。2026年にも、男性の美容医療トラブルが増えているとして、注意を呼びかけています。

問題点 中身
不安をあおる 「重度だ」「このままだと悪化する」
即日の施術 その日に契約・手術
安い広告から高額な契約へ 追加の施術・長期間の薬
説明が不十分 リスク・副作用
カウンセラーが方針を決める 医師ではない人が診断や治療方針を決めているとみられる
公表された事例 中身
医療脱毛 「全身脱毛5回15万円」の広告で来院し、15回約100万円を勧められ、当日契約で約90万円の分割払いに
包茎手術 広告の費用をきっかけに来院し、重度と言われ約170万円の契約・即日手術
包茎手術 7万円のつもりが、オプションで100万円を超えた
薄毛治療 約160万円のコース。解約で75万円の支払いを求められた
ひげ脱毛 必要のない化粧水を契約させられた

受ける前のチェック

チェック ポイント
公的機関の注意喚起を調べる 国民生活センターも、受診前にネットで調べることを勧めている
医師の診察と説明を受ける カウンセラーだけで決めない
総額を書面でもらう オプション・薬・サプリ・アフターケア
その日に契約・施術しない 持ち帰る
不安をあおられたら、別の医療機関でも聞く 本当に必要か

カウンセリングの受け方は「カウンセリングで確かめること」に、契約を取り消したいときは「美容医療の契約トラブル:クーリング・オフと途中の解約」に。

男性ならではの相談しにくさ

気持ち 考え方
人に相談しにくい だからこそ、その場で決めない
恥ずかしくて早く終わらせたい 契約を急ぐ理由にしない
「男なのに美容なんて」 美容医療を受けるかどうかは自由

パートナーや家族への話し方

場面 考え方
話すかどうか 自分で決めていい
費用が大きい 家計が一緒なら話し合う
パートナーに勧められた 決めるのは自分

男性が美容医療を考えるきっかけ

男性が美容医療を考えるきっかけは、毎日のひげそりがつらい、生え際が気になってきた、目元のたるみで疲れて見える、包茎が気になる、など、人に言いにくいものが多いです。誰にも相談しないまま、ネットの広告だけを見てクリニックに行く人が多いのも、男性の美容医療の特徴かもしれません。

広告は、悩みを持つ人の目にとまるように作られています。「すぐに」「誰にも知られずに」「今だけ」といった言葉は、相談しにくい悩みを持つ人ほど、心が動きやすいものです。だからこそ、広告を見て行く前に、公的な機関の情報や、保険の使える診療科で、本当に必要かを確かめておくと、トラブルを避けやすくなります。

国民生活センターも、受診する前に、インターネットで公的機関の注意喚起情報を調べることを勧めています。

悩みごとの「まず相談する先」

悩み まず相談する先 自由診療を考えるとき
ひげ ― 医療脱毛
薄毛 皮膚科(ほかの脱毛症ではないか) AGAの治療
包茎 泌尿器科(保険で治療できるか) 見た目の手術
ペニスのサイズ 泌尿器科 増大・長茎
わきのにおい 皮膚科・形成外科 自由診療の機械治療
シミ・しわ 皮膚科 美容皮膚科の施術
目元のたるみ 眼科・形成外科(眼瞼下垂ではないか) 美容外科

保険で治療できる状態なら、費用はずっと少なくてすみます。自由診療の施術を考えるのは、そのあとでも遅くありません。

カウンセリングでの断り方

場面 言い方の例
最初に 「今日は話を聞くだけです」
高いプランを勧められた 「広告で見たプランだけ考えています」
その日の手術を勧められた 「今日は手術しません。持ち帰ります」
化粧品やサプリを勧められた 「必要ありません」
帰りにくい雰囲気 「失礼します」と言って席を立つ

男性の美容医療が増えている背景

男性が美容医療を受けることは、以前に比べてずっと身近になりました。ひげ脱毛やAGAの治療をはじめ、シミ取り、ニキビ跡の治療、二重の手術など、男性向けのメニューを出す医療機関も増えています。広告でも男性のモデルを使ったものをよく見かけるようになりました。

身近になったことで、受けやすくなった一方で、男性ならではのトラブルも起きています。国民生活センターは、包茎手術などで、広告で見た値段よりはるかに高い契約をさせられた、という相談が多く寄せられていることを公表しています。人に言いにくい悩みであるほど、誰にも相談できないまま、その場で契約してしまいやすいのです。

美容医療を受けること自体は、自分の見た目を整えるための選択肢のひとつです。ただ、受ける前に、費用の総額、リスク、ほかの方法を確かめ、その日のうちに決めないこと。この基本を守るだけで、トラブルの多くは防げます。

施術ごとの「まず知っておきたいこと」

施術 まず知っておきたいこと
ひげ脱毛 回数がかかる。痛みが強い部位もある
AGAの治療 続けることが前提。やめると戻ることが多い
シミ取り シミの種類で向き不向きがある
包茎手術 保険で治療できる場合がある
二重の手術 埋没法と切開法でダウンタイムが違う

家計と美容医療

考えたいこと
総額を払っても、生活に困らないか
続ける施術なら、1年でいくらかかるか
ローンを組む必要があるか
家族と家計を一緒にしているなら、相談したか

よくある疑問

男性専門のクリニックは安心?

専門であることと、説明や料金が適切かどうかは別です。どこでも同じチェックをしてください。

その日に手術しないと、もう予約が取れないと言われた

急がせる理由になっていないか、考えてください。本当に必要な手術なら、別の日でも受けられます。

すでに高額な契約をしてしまった

クーリング・オフや途中の解約ができる場合があります。すぐに消費者ホットライン188に相談してください。

恥ずかしくて、医師に詳しく話せない

医師は、毎日いろいろな悩みを聞いています。メモに書いて見せるだけでも大丈夫です。

美容医療のことを家族に知られたくない

医療機関には守秘義務があります。郵便物やカードの明細の表示が気になるなら、事前に確かめてください。

美容医療を受けたことを、職場で聞かれたら?

答えるかどうかは自分で決めていいことです。「ちょっと治療を受けた」など、詳しく話さなくてもかまいません。

相談できるところ

悩み 相談先
契約・解約・返金 消費者ホットライン188
施術のあとの異常 施術した医療機関・医療安全支援センター
本当に治療が必要か 皮膚科・泌尿器科

男性の美容医療は、相談しにくいぶん、その場で決めてしまいがちです。不安をあおられたら、いったん帰る。それがいちばんの防ぎ方です。

出典

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