【SM・ドミサブ】事故が起きたとき:しびれ・やけど・呼吸の異変

気をつけていても、事故は起こりえます。手首のしびれが取れない、ろうでやけどをした、相手の様子が急におかしくなった。そんなとき、頭が真っ白になってしまいますよね。
このページでは、SMやドミサブのプレイ中に事故が起きたときの対応をまとめました。プレイを始める前に、一度読んでおいてください。
最初にする3つのこと
| 順番 | すること |
|---|---|
| 1 止める | すぐにプレイをやめる |
| 2 外す | 目隠し・拘束・口の道具など、からだについているものを外す。ほどけなければ救助用のはさみで切る |
| 3 確かめる | 意識・呼吸・痛み・しびれ・出血。おかしければ119 |
症状ごとの対応
意識がない・呼吸がおかしい
| すること | ポイント |
|---|---|
| すぐに119 | 迷わない |
| 首や胸を締めつけているものを外す | 呼吸のさまたげを取る |
| 呼吸をしていなければ | 119の指示に従って胸骨圧迫を |
| 吐いているとき | からだを横向きにして、吐いたものがのどにつまらないように |
首を絞められたあとに意識が戻っても、ぼんやりしている、のどが痛い、声がかすれる、というときは、医療機関で診てもらってください。
しびれ・力が入らない
| すること | ポイント |
|---|---|
| 締めつけを外す | すぐに |
| 安静にする | 手足を楽な位置に |
| 様子を見る | 多くは圧迫を取ると戻っていくとされる |
| 続くときは医療機関へ | 手首・足首に力が入らない、しびれが取れない |
腕の神経は、長く圧迫されると、手首が上がらなくなるまひを起こすことがあります。軽ければ戻ることが多いとされますが、自己判断で放っておかず、続くときは整形外科や神経内科で診てもらってください。
やけど
| すること | ポイント |
|---|---|
| すぐに流水で冷やす | 痛みがやわらぐまで10〜20分ほど |
| 氷や保冷剤を直接あてない | 冷えすぎて悪化するおそれ |
| 水ぶくれはつぶさない | 清潔なガーゼで覆って医療機関へ |
| 皮膚が白い・黒い・痛みを感じない | 深いやけどのおそれ。すぐ医療機関へ |
| 広い範囲・顔・陰部のやけど | 救急車を呼ぶことも考える |
切り傷・出血
| すること | ポイント |
|---|---|
| 清潔な布で押さえる | 強めに押さえて止血する |
| 洗う | 浅い傷は流水で洗って清潔に |
| 止まらない・深い | 医療機関へ。止まらなければ119 |
| 赤く腫れる・熱を持つ・うみ | 感染のおそれ。医療機関へ |
強い痛み・腫れ
腰の上を強くたたいてしまい尿に血が混じる、関節が動かない、強い腹痛がある、というときは、すぐに医療機関へ。
気持ちのパニック
| すること | ポイント |
|---|---|
| 明るい場所で落ち着く | 目隠しを外す・部屋を明るく |
| そばにいる | ひとりにしない |
| ゆっくり呼吸する | 長く吐く |
| 責めない | 何があったかは落ち着いてから |
119に電話するとき
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| 救急であること | 「救急です」 |
| 場所 | 住所・ホテル名と部屋番号 |
| 何があったか | 「首を絞めていて、意識がもうろうとしている」 |
| いまの様子 | 意識・呼吸・出血 |
恥ずかしさで、何をしていたかを言いにくいと思うかもしれません。でも、救急隊や医師は、正確な情報があるほど適切な手当てができます。正直に話してかまいません。
迷ったら
救急車を呼ぶか迷うときは、救急相談(#7119)で相談できる地域があります。#7119が無い地域では、各自治体の救急相談の窓口を使ってください。ただし、意識がない・呼吸がおかしいときは、迷わず119です。
事前の備え
| 備え | 中身 |
|---|---|
| 救助用のはさみ | 手の届く場所に |
| すぐ外せる道具を使う | 鍵つきは避ける |
| 流水が使える場所 | やけどのため |
| スマホを手の届く場所に | すぐに119 |
| 住所を確かめておく | ホテルなら部屋番号も |
| お酒を飲みすぎない | 判断が鈍る |
よくある事故と、防ぐための工夫
| よくある事故 | 防ぐための工夫 |
|---|---|
| 目隠し中に転ぶ・ぶつかる | 座るか横になった状態で。立たせない |
| 拘束でしびれる | 短い時間・ゆとりを持たせる・ときどき確かめる |
| ろうそくでやけど | 使わない、または火から離れた場所で短く |
| 道具が外れない | 鍵つきを避ける・はさみを手元に |
| 気分が悪くなる | 体調の悪い日・飲酒の日はしない |
事故のあとの話し合い
事故が起きたあと、落ち着いてから、ふたりで話す時間をとってください。
| 話すこと | 目的 |
|---|---|
| 何が起きたか | 責めずに事実を確かめる |
| どうすれば防げたか | 次の決まりごとに生かす |
| これからどうするか | 段階を下げる・しばらく休む・やめる |
| 気持ち | こわかったこと・申し訳なさ |
事故のあとに、相手を責め続けたり、なかったことにしたりすると、次の事故を防げません。
事故が起きやすいときのサイン
| サイン | どうするか |
|---|---|
| 疲れている・眠い | その日はしない |
| お酒を飲んでいる | 強いプレイはしない |
| 時間に追われている | 急ぐと確認がおろそかになる |
| 新しい道具をはじめて使う | 短い時間・軽い強さから |
| けんかのあと | 気持ちが落ち着いてから |
事故は、ふだんと違う条件が重なったときに起きやすいものです。
よくある疑問
救急車を呼んだら、警察にも知られる?
状況によっては、警察が関わることもあります。でも、命を守ることがいちばんです。ためらわずに呼んでください。
相手が「病院に行かなくていい」と言う
けがをした本人が受診したいなら、行っていいんです。相手の都合で受診を止められる関係は、見直すサインです。
救急車を呼ぶほどではないけど、心配
救急相談(#7119)がある地域なら、そこで相談できます。夜間や休日に開いている医療機関を探す手助けをしてもらえることもあります。
けがのことを、職場や家族にどう説明すればいい?
くわしく説明する義務はありません。ただ、医療機関では、正確に話したほうが適切な手当てを受けられます。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 意識がない・呼吸がおかしい | 救急(119) |
| 救急車を呼ぶか迷う | 救急相談(#7119。ない地域もある) |
| しびれ・やけど・傷 | 医療機関 |
| 同意のない行為でけがをした | 警察(#9110)・ワンストップ支援センター(#8891) |
事故への備えは、プレイを安心して楽しむための準備でもあります。始める前に、この順番をふたりで確かめておいてください。
- 総務省消防庁「救急車の適時・適切な利用(適正利用)」 https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/
- 仙台市「やけどの応急処置」(消防局救急指導課) https://www.city.sendai.jp/kyukyukanri/kurashi/anzen/tobani/joho/yakedo.html
- MSDマニュアル家庭版(英語版)「Mononeuropathy」(長く圧迫されて起こる神経のまひ) https://www.msdmanuals.com/home/brain-spinal-cord-and-nerve-disorders/peripheral-nerve-and-related-disorders/mononeuropathy