【グッズ(大人のおもちゃ)】ローション(潤滑剤)の選び方

ローションというと、「特別なときに使うもの」「慣れた人のもの」というイメージがあるかもしれません。でも実際には、ローションは、性行為やグッズを使うときの痛みや傷を防ぐための、ごく基本的な道具なんです。
濡れにくい日もある。久しぶりで痛みが心配。グッズを使うときにこすれるのが気になる。年齢とともに乾きやすくなった。そんなときに、ローションがあるだけで、ずいぶん楽になります。
ただ、ローションにはいくつか種類があって、コンドームやグッズとの相性もあります。このページでは、種類の違いと、目的に合わせた選び方をまとめました。
種類と相性
| 種類 | 特徴 | コンドーム | シリコーン製グッズ |
|---|---|---|---|
| 水性 | 洗い流しやすい。乾くと足す必要がある | 使える | 使える |
| シリコン系 | 長くすべる。洗い流しにくい | 使える | 合わないことがある |
| 油性(オイル) | マッサージ向け | ゴム製は傷む(使わない) | 製品による |
水性
水をベースにしたローションです。べたつきが少なく、シャワーで簡単に洗い流せます。コンドームともほとんどのグッズとも使えるので、迷ったら水性を選んでおけば間違いありません。乾いてくると、すべりが落ちるので、途中で足す必要があります。
シリコン系
シリコンをベースにしたローションです。乾きにくく、長くすべりが続くのが特徴です。お風呂の中など、水があるところでも流れにくい、というよさもあります。ただ、シリコーン製のグッズに使うと、グッズの表面が傷むことがあるので注意が必要です。洗い流しにくいので、石けんでしっかり洗います。
油性(オイル)
マッサージオイルのような、油をベースにしたものです。ゴム製(ラテックス)のコンドームを傷めて、破れやすくすることがあるので、避妊のときには使わないでください。マッサージのときなど、コンドームを使わない場面向けです。
目的別の選び方
| 目的 | 向いている種類 |
|---|---|
| はじめての性行為 | 水性・無香料・コンドーム対応 |
| コンドームと一緒に | 水性またはシリコン系 |
| シリコーン製のグッズと | 水性 |
| 長く使いたい | シリコン系(グッズの素材に注意) |
| お風呂で | シリコン系(滑りやすいので足元に注意) |
| マッサージ | 油性(コンドームとは使わない) |
| オナホールと | ねばりの強い(濃い)水性タイプも選ばれる |
選ぶときのポイント
- はじめては水性
- 肌が弱い人は、香料や刺激の少ないもの
- 「コンドーム対応」の表示があるもの
- 口に入る可能性があるときは、口に入っても大丈夫と書かれたもの
- 小さいサイズから試す
香りつき・温感タイプは慣れてから
香りがついたもの、温かく感じるもの、冷たく感じるものなど、いろいろなタイプのローションがあります。楽しい反面、成分が粘膜の刺激になることもあるので、はじめはシンプルなものから試すと安心です。
使い方のコツ
| コツ | ポイント |
|---|---|
| 手で温める | 冷たさに驚かないように |
| 少し多めに | 足りないより、多いほうが痛みは減る |
| 両方に塗る | 入れる側と入れられる側の両方に |
| 乾いてきたら足す | 遠慮せずに |
| ボトルを手元に | 途中で探さなくてすむ |
タオルを1枚敷いておく
ローションは、シーツについたり、こぼれたりすることがあります。バスタオルを1枚敷いておくと、気にせずに使えます。
気をつけること
かゆみ・赤みが出たら使うのをやめ、洗い流してください。口に入る可能性があるときは、口に入っても大丈夫と書かれたものを選びます。
| こんなとき | 考えられること |
|---|---|
| かゆみ・赤み | 成分が肌に合わない |
| ヒリヒリする | 香料や温感成分の刺激 |
| おりものが変わった | 感染症の可能性もある。続くなら婦人科へ |
代わりのもので済ませない
ハンドクリーム、ボディローション、ベビーオイル、ワセリン、唾液などを代わりに使う人もいますが、どれも向いていません。粘膜を刺激したり、コンドームを傷めたり、すぐに乾いたりするからです。性行為やグッズのためには、専用のローションを使ってください。
どこで買う?
ドラッグストアの、コンドームの近くに置かれていることが多いです。通販でも買えます。恥ずかしい場合は、セルフレジや、中身が分からない包装で届けてくれる通販を使う方法もあります。
よくある疑問
ローションを使うのは恥ずかしい?
ローションは、痛みを防いで、2人で心地よく過ごすための道具です。使うことに恥ずかしさを感じる必要はありません。
毎回使ってもいい?
もちろんです。毎回使っているカップルもたくさんいます。
使ったあとはどうする?
水性ならシャワーでやさしく流せば十分です。シリコン系は石けんで洗ってください。
ローションが役立つ場面
ローションは、性行為のときだけでなく、いろいろな場面で役立ちます。
| 場面 | 役立つこと |
|---|---|
| はじめての性行為 | 痛みを減らす |
| 久しぶりの性行為 | 潤いの不足を補う |
| 濡れにくい日 | 体調やホルモンの影響をカバー |
| コンドームを使うとき | こすれと破れを防ぐ |
| グッズを使うとき | 刺激をやわらげ、肌を守る |
| 年齢による乾燥 | 更年期・閉経のあとの乾きを補う |
「濡れないのは気持ちがないから」と思われがちですが、潤いはその日の体調やホルモンでも変わります。ローションは、そうしたからだの変化を補ってくれる、心強い道具なんです。
量と足すタイミング
はじめて使うときは、量が分からなくて少なめにしてしまう人が多いです。でも、ローションは足りないより、多いほうが痛みは減ります。手のひらに500円玉くらいを出して、少し温めてから使ってみてください。乾いてきたと感じたら、遠慮せずに足しましょう。
口に入る可能性があるとき
キスやふれあいの中で、ローションが口に入ることもありますよね。
| 確かめたいこと | ポイント |
|---|---|
| 表示 | 「口に入っても大丈夫」と書かれたものを選ぶ |
| 味や香り | 香りつきのものは、刺激になることもある |
| 量 | 口に入るなら、少なめに使う |
口に入る可能性があるときは、パッケージの表示を確かめてから使ってください。
ローションの保管
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| ふたをしっかり閉める | 雑菌が入るのを防ぐ |
| 直射日光・高温を避ける | 品質が変わるのを防ぐ |
| 使用期限を確かめる | 古いものは刺激になることも |
| 開けたら早めに使い切る | 開封後は劣化しやすい |
においや色が変わったと感じたら、使わずに新しいものに替えてください。
小さいサイズを持ち歩く
旅行や外出先で使いたいときは、小さいサイズや使い切りタイプが便利です。ポーチに入れておけば、いざというときに困りません。
ローションは「もしものときの安心」
いつも使うわけではなくても、手元にあるだけで安心できる、という人もいます。濡れにくい日、久しぶりの日、痛みが心配な日。そんなときにすぐ使えるよう、1本持っておくと心強いんです。
ローションを選ぶときの迷いどころ
| 迷い | 考え方 |
|---|---|
| さらさらとねっとり、どっちがいい? | はじめてはさらさらした水性が使いやすい。乾きにくさを求めるならねっとり |
| 量はどのくらい? | 足りないより多いほうがいい。少しずつ足す |
| 高いものほどいい? | 値段より、表示と肌に合うかで選ぶ |
| 香りつきはどう? | 肌が弱いなら無香料から |
迷ったら、水性・無香料・コンドーム対応の小さいサイズから。それで不満がなければ、ずっとそれでいいんです。
肌に合うかを確かめる
はじめて使うローションは、腕の内側などに少しつけてみて、赤みやかゆみが出ないか確かめておくと安心です。
まとめ
ローションは、すべりをよくして痛みや傷を防ぐための、基本の道具です。迷ったら水性。シリコン系は長持ちするけれどシリコーン製のグッズに注意。油性はゴム製のコンドームと使わない。はじめては無香料・コンドーム対応のものから、少し多めに。肌に合わなければすぐにやめる。自分に合うローションを見つけて、安心して使ってください。