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【性教育の基本】性感染症の予防の方法

ロコ
ロコの結論
性感染症の予防って、「気をつけてね」とは言われても、具体的に何をすればいいかは分かりにくいですよね。基本は、コンドームを最初から正しく使うこと、パートナーと一緒に検査を受けること、受けられるワクチンを知っておくこと。どれか1つで完全に防げる方法はないので、組み合わせて考えるんです。

性感染症を防ぎたい気持ちはあっても、いざその場になると「今さら言い出しにくい」「相手を疑っているみたいでいやだ」と感じることってありますよね。特に、関係が始まったばかりのころは、雰囲気を壊したくなくて、つい流れに任せてしまう人も少なくないと思います。

でも、性感染症は症状が出ないことが多く、相手もうつっていることに気づいていない場合があります。「この人なら大丈夫」という感覚は、残念ながら予防にはならないんです。

予防の方法は、むずかしいものではありません。コンドーム、検査、ワクチン、そして症状があるときに控えること。この4つを組み合わせるだけで、うつる可能性はかなり下げられます。ここでは、それぞれのポイントと、パートナーと話すときのヒントをまとめました。

できること

方法 ポイント 防げるもの・限界
コンドーム 最初から最後まで着ける 多くの性感染症を減らせる。覆われていない部分からうつる病気もある
検査 新しいパートナーとの関係の前後に、2人で受ける 今の状態が分かる。検査の時期によっては分からないこともある
ワクチン HPV(ヒトパピローマウイルス)やB型肝炎などは、ワクチンで防げるものがある 対象や費用は医療機関や自治体で確かめる
症状があるときは控える できもの・痛みなどがある間は、性行為を控えて受診する うつし合いを防げる

コンドームは「最初から」がいちばん大事

コンドームは、性感染症を防ぐためにもっとも身近な方法です。ただし、効果が出るのは最初から最後まで着けたときだけ。挿入の途中から着けたのでは、それまでの接触でうつることがあります。

また、コンドームで覆われていない部分(陰嚢のまわりや太もものつけ根など)の皮膚の接触でうつる病気もあります。だから、コンドームだけで完全に防げるわけではないんです。それでも、使うのと使わないのとでは、大きな差があります。

検査は「2人の今」を知る方法

検査を受けると、自分とパートナーがいま性感染症にかかっていないかを知ることができます。関係を始める前に2人で受けておけば、安心して先に進めますよね。

ただ、感染してから検査で分かるまでに時間がかかる病気もあります。気になる行為のすぐあとでは分からないこともあるので、時期は保健所や医療機関で相談してください。

ワクチンで防げるものもある

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がんや尖圭コンジローマなどにかかわるウイルスです。HPVワクチンは、このウイルスへの感染を防ぐためのものです。B型肝炎も、ワクチンで防ぐことができます。

接種できる年齢や、公費で受けられるかどうか、費用は、自治体や医療機関によって違います。「自分は対象なのか」を一度調べてみると、選択肢が広がるかもしれません。

口や肛門を使う行為のとき

性感染症は、膣を使う性行為だけでうつるわけではありません。

行為 気をつけたいこと
口を使う行為 のどや口の中にうつる病気がある。コンドームや、口を覆うシートを使う方法もある
肛門を使う行為 粘膜が傷つきやすく、うつりやすいと言われる。コンドームと潤滑剤を使う
指やグッズ 傷があるとうつることがある。グッズは共有せず、使うたびに洗う・コンドームをかぶせる

「挿入していないから安心」「口だけなら大丈夫」と思っている人は意外と多いんです。行為の種類にかかわらず、予防を考えておくと安心です。

予防を難しくすること

分かっていても、予防が後回しになる場面はあります。

場面 よくあること できる工夫
お酒を飲んでいる 判断がにぶって、使わずに進んでしまう 飲む前に決めておく。自分でもコンドームを持っておく
関係が長くなった 「もう大丈夫だろう」と使わなくなる 使わなくなる前に、2人で検査を受ける
相手に言いにくい 雰囲気を壊したくない その場ではなく、前もって話しておく
ピルを飲んでいる 妊娠しないから使わなくていいと思う 性感染症は別。目的が違うと考える

「その場の流れ」は、予防のいちばんの敵かもしれません。だからこそ、その場になる前に決めておくことが効いてくるんです。

話し合いにくいとき

「検査、一緒に行かない?」は、相手を疑う言葉ではなく、2人を守るための提案です。関係のはじめに軽く話しておくと、あとで言い出しやすくなります。

伝え方に迷ったら、こんな言い方もあります。

  • 「自分も一回ちゃんと調べておきたいんだけど、一緒にどう?」
  • 「ゴムはいつも使いたい派なんだ。それでもいい?」
  • 「ピルとは別に、病気のことも気にしておきたくて」

自分の希望として伝えると、相手を責めている感じにならずにすみます。もし相手が真剣に取り合ってくれないなら、その反応も、その人との関係を考えるときの大事な材料です。

もし、うつったかもしれないと思ったら

  • 症状があるなら、早めに医療機関へ
  • 症状がなくても、気になる行為があったら、検査の時期を相談する
  • 結果が分かるまでは、性行為を控えるか、コンドームを使う
  • 陽性だったら、パートナーにも伝えて一緒に治療する

うつってしまったことを責める必要はありません。大事なのは、そこから早く動くことです。

よくある疑問

キスでうつる?

一部の病気(ヘルペスなど)は、口のまわりに症状があるときのキスでうつることがあります。口のまわりに水ぶくれなどがあるときは、キスを控えるのが安心です。

ずっと同じ相手なら予防はいらない?

お互いに検査を受けて陰性が確かめられ、ほかの人との性行為がない関係なら、うつる可能性は低くなります。ただ、関係の途中で状況が変わることもあるので、気になるときは改めて検査を考えてください。

コンドームが苦手と言われたら?

サイズや素材を変えると、着け心地が変わることがあります。それでも嫌がる場合、予防は2人のことなので、自分の希望をあきらめなくていいんです。

グッズを使うときの予防

性感染症は、指やグッズを通じてうつることもあります。2人で使うときは、ちょっとした工夫で防げるんです。

場面 工夫
グッズを2人で使う コンドームをかぶせて、相手が変わるたびに替える
使い終わったあと 説明書どおりに洗って乾かす
指を使う 爪を短く整える。手を洗う。傷があるときは控える
肛門に使ったもの そのまま膣に使わない。洗うかコンドームを替える

肛門から膣へそのまま移ると、感染症の原因になることがあります。順番を気にするだけで防げることなので、覚えておいてください。

定期的に検査するという習慣

パートナーがいる人も、いない人も、年に1回などの「自分なりの検査のタイミング」を決めておく人がいます。健康診断と同じ感覚で受けておくと、気になったときに慌てずにすむんです。

予防は「疑い」ではなく「思いやり」

コンドームを使う、検査を受ける。そう提案すると、相手を疑っているように感じて、言い出しにくいかもしれません。でも予防は、相手を信じていないからするものではなく、2人のからだを大切にしたいからするものです。相手が過去の関係で感染していても、本人は気づいていないことがよくあります。だからこそ、誰とでも、いつでも、予防を当たり前にしておくのがいちばん安心なんです。

まとめ

性感染症の予防は、コンドーム・検査・ワクチン・症状があるときは控える、の組み合わせです。どれか1つでは完全には防げないけれど、重ねることでうつる可能性はぐっと下がります。そして、いちばん大切なのは、その場の流れに任せず、前もって2人で話しておくこと。予防の話ができる関係は、それだけで安心できる関係でもあるんです。

出典

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