【パートナーと関係】性欲に差があるとき

自分は毎日でもくっつきたいのに、相手はそうでもないみたい。あるいは、相手の誘いが多すぎて、正直ついていけない。パートナーとの性欲の差は、とてもよくある悩みです。
性欲の差があると、「相手は自分のことが好きじゃないのかな」「自分がおかしいのかな」と、どちらも不安になりがちですよね。でも、性欲の強さは人によって違うのが当たり前。差があること自体は、問題ではないんです。
問題になるのは、その差をどう扱うか。このページでは、性欲の差が生まれる理由と、2人で納得できる形を探すためのヒントをまとめました。
差が生まれる理由
| 理由 | 例 |
|---|---|
| もともとの体質 | 性欲の強さには個人差がある |
| ホルモンの変化 | 月経の周期・年齢・産後・薬 |
| 体調・疲れ | 仕事・家事・子育ての負担 |
| ストレス | 心配ごとで気持ちが向かない |
| 関係の状態 | 不満・すれ違い・安心しすぎた関係 |
| からだの悩み | 痛み・勃ちにくさなど |
性欲の差は、どちらかが悪いから生まれるのではありません。いろいろな理由が重なって、自然に生まれるものなんです。
よくある形
| 形 | 考え方 |
|---|---|
| 片方が多くしたい | 相手に無理をさせない工夫が要る |
| 片方がしたくない | 理由(疲れ・痛み・気持ち)を一緒に探す |
| 時期でずれる | 体調や生活の変化を共有する |
| 男性のほうが少ない | 珍しくない。男性の性欲も変わる |
「男性のほうが性欲が強い」とは限らない
一般に、男性のほうが性欲が強いと思われがちですが、実際には、女性のほうが性欲が強いカップルもたくさんあります。性別で決めつけず、目の前のパートナーの気持ちを知ることが大切です。
それぞれの立場の気持ち
| 立場 | よくある気持ち |
|---|---|
| 性欲が強い側 | 求められていない・さみしい・自分が悪いのか |
| 性欲が弱い側 | 応えなきゃというプレッシャー・罪悪感・責められている気がする |
どちらの気持ちも、大切にされるべきものです。どちらか一方が我慢し続ける関係は、長く続けるのがむずかしくなります。
性欲が強い側へ
断られることが続くと、さみしくて、自分を否定されたように感じてしまいますよね。でも、相手が求めないのは、あなたが嫌いだからとは限りません。相手には相手の事情があるかもしれないんです。
性欲が弱い側へ
求められるたびに、応えなきゃとプレッシャーを感じたり、断ることに罪悪感を持ったりしていませんか。したくないときに無理をしなくていいんです。ただ、相手のさみしさにも目を向けて、ほかの形でふれあう方法を一緒に考えてみてください。
話し合いのヒント
性行為だけでなく、キス・ハグ・一緒に寝るなど、ふれあいの種類を広げると、2人とも満たされる形が見つかることがあります。
| ヒント | 例 |
|---|---|
| 希望を言葉にする | 「このくらいの頻度だとうれしい」 |
| 相手の事情を聞く | 「最近、疲れてる?」 |
| ふれあいの種類を広げる | 性行為以外のスキンシップも大切にする |
| ひとりの時間を認める | ひとりで満たすことを責めない |
| 断り方を決める | 断っても関係が悪くならない約束 |
ふれあいの種類を広げる
| ふれあい | 例 |
|---|---|
| 毎日できること | ハグ・キス・手をつなぐ |
| ゆっくりできる日 | マッサージ・一緒にお風呂 |
| 性的なふれあい | 挿入だけでなく、いろいろな形 |
性行為の回数を増やすか減らすか、だけで考えると、どちらかが我慢する形になりがちです。でも、ふれあいの種類を広げれば、性欲が強い側も満たされやすく、弱い側も負担が少なくなります。
理由を一緒に探す
性欲の差が急に大きくなった、以前とは違う、というときは、何か理由があるかもしれません。
| 理由として考えられること | できること |
|---|---|
| 痛みがある | 婦人科で相談する |
| 勃ちにくい | 泌尿器科で相談する |
| 疲れ・生活の負担 | 家事や育児の分担を見直す |
| 気持ちのすれ違い | 性の話の前に、ふだんの不満を聞く |
よくある疑問
性欲の差で別れることもある?
性欲の差がつらくて、別れを考えるカップルもいます。でも、話し合いやふれあいの工夫で、2人の形を見つけているカップルもたくさんいます。
ひとりで満たすのは浮気?
ひとりで性欲を満たすことは、多くの人がしていることで、浮気とは違います。2人の考え方を話し合ってみてください。
話し合っても平行線
2人だけで話していると、行き詰まることもあります。カップルカウンセリングという選択肢もあります。
「我慢」をどちらかに偏らせない
性欲の差があるとき、どちらかが我慢する形になりがちです。性欲が強い側は「求めるのを我慢する」、弱い側は「したくないのに応じる我慢をする」。どちらの我慢も、長く続くと心がすり減っていきます。
| 偏った形 | 起こりやすいこと |
|---|---|
| 強い側だけが我慢 | さみしさがたまり、関係への不満につながる |
| 弱い側だけが我慢 | 性行為がつらいものになり、さらに避けるようになる |
大切なのは、どちらか一方だけが我慢するのではなく、2人で少しずつ歩み寄ることです。強い側は相手のペースを尊重し、弱い側は相手のさみしさに目を向ける。ふれあいの種類を広げることで、どちらの我慢も小さくできることがあります。
時間とともに変わることもある
性欲の差は、ずっと同じとは限りません。生活が落ち着いた、からだの悩みが解決した、関係が深まった、などのきっかけで、差が小さくなることもあります。逆に、年齢や生活の変化で、差が大きくなることもあります。今の差だけで、2人の関係のすべてを決めつけないでください。
性欲の差を責め合わないために
性欲の差があると、つい相手を責める言葉が出てしまうことがありますよね。
| 出てしまいがちな言葉 | 置きかえてみる |
|---|---|
| 「冷たい」「愛してないんでしょ」 | 「さみしいと感じることがある」 |
| 「そればっかり」「しつこい」 | 「今日は気分じゃないの」 |
| 「普通はもっとするよ」 | 「私はこのくらいだとうれしい」 |
| 「おかしいんじゃない?」 | 「どう感じているか聞かせて」 |
責める言葉は、相手を傷つけるだけでなく、話し合いを止めてしまいます。自分の気持ちを伝える言葉に置きかえるだけで、相手も話を聞きやすくなります。
性欲の差と、ひとりの時間
性欲の強い側が、ひとりで満たすことを選ぶこともあります。
| 考え方 | ポイント |
|---|---|
| ひとりの時間は自然なこと | 相手を裏切ることではない |
| 2人で考え方を話しておく | 「どう思う?」と確かめ合う |
| 2人の時間も大切にする | ひとりの時間だけにならないように |
ひとりの時間を持つことで、相手にプレッシャーをかけずにすむ、という人もいます。2人がどう考えるかを話し合っておくと安心です。
時期によって変わる差
| 時期 | よくある変化 |
|---|---|
| 付き合いはじめ | お互いに性欲が高まりやすい |
| 仕事や子育てで忙しい時期 | どちらかが疲れて差が開く |
| 年齢を重ねて | ホルモンの変化で差が変わる |
| 生活が落ち着いたとき | また近づくことも |
性欲の差は、ずっと同じではありません。今の差だけで、2人の関係のすべてを決めつけないでください。
お互いの「ちょうどいい」を探す
2人の性欲がぴったり合うことは、むしろ珍しいことです。違いがあることを前提に、お互いが心地いいと思える形を探していけばいいんです。
話し合いを続ける
一度話し合っても、時間がたつと状況は変わります。ときどき「最近どう?」と確かめ合ってください。
差は、2人を知るきっかけ
性欲の差を通して、相手が何を大切にしているのか、どんなときに疲れているのかが見えてくることもあります。差は、お互いを知るきっかけにもなるんです。
まとめ
性欲の差は、多くのカップルにある、自然なことです。どちらが正しいということはなく、どちらの気持ちも大切。希望を言葉にして、相手の事情を聞き、ふれあいの種類を広げる。どちらか一方が我慢し続けない形を、2人で探していってください。