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【パートナーと関係】パートナーに見た目を否定され続けるとき

ロコ
ロコの結論
「太ったね」「その顔でよく外に出られるね」。パートナーから見た目をくり返し否定されて、自分に自信がなくなっていませんか。冗談のつもりでも、言われ続けることで心は傷つきます。くり返される否定は、モラルハラスメントにあたることもあるんです。

ごはんを食べていると「また食べるの?」。服を選んでいると「似合ってない」。友だちの前で「こいつ、すっぴんひどいんだよ」と笑われる。整形したら、もっとやせたら、と言われ続けて、鏡を見るのがつらくなった。パートナーの言葉で、自分の見た目を嫌いになってしまう人は少なくありません。

「冗談」と「傷つける言葉」の違い

冗談として受け止めやすい 傷つける言葉になりやすい
ふたりとも笑える 言われた側だけが傷ついている
一度きり くり返される
やめてと言えばやめる やめてと言ってもやめない
ふたりきりで 人前で
相手を大切に思う気持ちが伝わる 見下す・支配する気持ちが伝わる

言った側が「冗談」と言っても、言われた側が傷ついているなら、それは傷つける言葉です。

よくある否定のかたち

かたち 例
体型の否定 「太った」「その体で恥ずかしくないの」
顔・肌の否定 「すっぴんひどい」「肌汚い」
比較 「元カノ(元カレ)はもっと」「あの芸能人みたいに」
要求 「整形して」「やせないと別れる」
人前での笑いもの 友だちの前でからかう
性の場面での否定 セックスのときに体のことを言う

モラルハラスメントとの関係

見た目をくり返し否定する、人前でおとしめる、自信をうばって支配する、といった言葉や態度は、精神的な暴力(モラルハラスメント)にあたることがあります。DV(パートナーからの暴力)は、からだへの暴力だけでなく、言葉や態度による精神的な暴力も含みます。

当てはまるか考えたいこと
相手の言葉で、自分の価値がないように感じる
相手の顔色をうかがって、服や食事を決めている
友だちや家族に、関係のことを話せない
やめてと言っても、聞いてもらえない
整形や減量を、断れない雰囲気がある

伝え方

伝え方の例
「その言い方は傷つくから、やめてほしい」
「人前でわたしの見た目のことを言わないで」
「わたしの体のことは、わたしが決める」

伝えたときの相手の反応で、関係が見えることもあります。聞いてくれる相手なのか、さらに否定する相手なのか。

距離のとり方

できること 中身
信頼できる人に話す 友だち・家族
会う時間を減らす 自分の気持ちを取り戻す時間
記録をつける 言われた日・言葉
相談窓口を使う ひとりで判断しない
離れることを考える 自分を守る選択

相談先

相談先 中身
DV相談+(内閣府) 電話・メール・チャットで相談できる
配偶者暴力相談支援センター 各都道府県などにある
心療内科・カウンセリング 気持ちのつらさ
「まもろうよ こころ」(厚生労働省) 相談窓口の案内

付き合っている段階の相手からの暴力については「デートDVとは」の記事もあります。

自分の見た目を取り戻す

できること 中身
否定された言葉と、自分を分けて考える 言葉は相手の問題でもある
自分が好きな服・髪型を選ぶ 相手の基準ではなく
見た目以外の自分の良さを思い出す 友だちの言葉など

見た目へのとらわれがつらいときは「見た目が気になって外に出られない:醜形恐怖症とは」に、ルッキズムについては「ルッキズムとは?見た目で判断されるしんどさ」に。

「冗談」で傷ついた気持ちの整理

見た目を否定されたとき、「冗談だよ」「気にしすぎ」と言われると、傷ついた自分のほうがおかしいように感じてしまうことがあります。でも、傷ついたかどうかを決めるのは、言われた側です。

同じ言葉でも、信頼できる友だちに軽く言われたときと、いつも否定的な言葉を向けてくる相手に言われたときでは、受け止め方が違うのは当然です。言葉そのものだけでなく、その言葉がどんな関係の中で、どのくらいくり返されているかが大事です。

見た目のことを言われ続けると、自分でも「自分はだめなんだ」と思いこむようになり、服装や食事、人との付き合いまで、相手の顔色をうかがって決めるようになることがあります。そうなっているなら、それはあなたの見た目の問題ではなく、関係の問題として考えていいことです。

言葉のエスカレートに気づく

段階 例
からかい 「また太った?」と笑いながら
比較 「前の恋人はもっと細かった」
要求 「やせないと一緒に歩きたくない」
管理 食事・服・体重を細かくチェックする
孤立 友だちに会うのを嫌がる・お金を管理する

ひとつひとつは小さく見えても、だんだん強くなっていくことがあります。おかしいと感じたら、早めに誰かに話してください。

相談するときのメモ

書いておくこと
いつ・どこで・どんな言葉を言われたか
そのときの状況(人前だったか など)
自分がどう感じたか
ほかにされていること(お金・連絡・人間関係の制限など)

記録があると、相談するときに状況を伝えやすくなります。相手に見つからない場所に残してください。

見た目を否定される関係から、自分を守る

パートナーから、くり返し見た目を否定されていると、だんだん自分でも「自分は魅力がない」と思うようになっていきます。好きな服を着るのをやめたり、友だちと会うのをためらったり、相手の顔色をうかがって行動するようになったりすることもあります。

見た目の否定は、相手を自分の思いどおりにしようとする、モラルハラスメントのひとつとして起きることもあります。相手はあなたの自信を下げることで、自分から離れていかないようにしている、ということもあるのです。

あなたの見た目を決めるのは、あなた自身です。相手の言葉で自分の価値が下がったように感じたら、信頼できる人や相談窓口に話して、自分の気持ちを取り戻す時間をつくってください。

自分を取り戻すためにできること

できること
好きな服やメイクを、自分のために楽しむ
自分をほめてくれる友だちと会う
見た目以外の自分の良さを書き出す
相手の言葉を記録して、客観的に見る

別れを考えるとき

考えたいこと
相手の言葉で、どのくらい傷ついているか
関係を続けることで、自分が楽になっているか
安全に別れるために、誰に相談できるか

別れを切り出すことで、相手が怒ったり、危険な行動をとったりする心配があるときは、配偶者暴力相談支援センターやDV相談ナビ(#8008)などに相談してください。

よくある疑問

相手は悪気がないと言っている

悪気がなくても、傷ついているなら伝えていいことです。くり返されるなら、悪気の有無に関わらず、関係を考えるサインです。

自分の見た目が悪いから言われる?

見た目を理由に相手をおとしめていい、ということはありません。

整形を求められている

あなたの体のことは、あなたが決めることです。断れない雰囲気があるなら、相談してください。

自分も相手の見た目を否定してしまっていた

気づいたときに、謝って、やめることができます。相手がどう感じていたか聞いてみてください。

別れたいけれど、見た目に自信がなくて次がないと思ってしまう

見た目を否定され続けると、自信がなくなるのは自然なことです。その気持ちも、相談窓口やカウンセリングで話していいことです。

友だちに相談したら「そのくらい普通」と言われた

まわりの人に分かってもらえないと、さらにつらくなることがあります。自分がつらいと感じていることが大事です。専門の相談窓口なら、話を受け止めてもらえます。

相談できるところ

悩み 相談先
見た目の否定・支配がつらい DV相談+・配偶者暴力相談支援センター
気持ちがつらい 心療内科・「まもろうよ こころ」

見た目を否定され続けることは、あなたが我慢しなければいけないことではありません。ひとりで抱えず、相談してください。

出典

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