【気持ちよさ】ひとりではイケるのに、パートナーとだとイケないのはなぜ?

ひとりの時間なら、ちゃんと気持ちよくなれる。なのに、パートナーとのときは、気持ちいいけれど最後までいかない。相手に申し訳なくて、気づかれないようにしている。自分のからだは、パートナーとは合わないのかな、と悩んでしまう。そんな人もいると思います。
このページでは、ひとりのときとパートナーとのときで、ちがいが出る理由と、工夫できることをまとめました。
ちがいが出る理由
| ひとりのとき | パートナーとのとき | |
|---|---|---|
| ペース | 自分のペースで調整できる | 相手のペースに合わせがち |
| 刺激 | 自分に合う場所・強さ・ふれ方を選べる | 相手のふれ方が自分に合うとは限らない |
| 気持ち | 誰の目も気にしなくていい | 相手への気づかい・見られる恥ずかしさ |
| 集中 | 自分の感覚に集中できる | 相手の様子が気になる |
| 時間 | 好きなだけかけられる | 時間が短いことも |
ひとりのときにイケるのは、自分に合う刺激を、自分のペースで選べるからです。パートナーとのときは、それがむずかしくなる。ちがいが出るのは、からだの問題というより、条件のちがいなんです。
パートナーとのときにありがちなこと
| ありがちなこと | 考え方 |
|---|---|
| 相手に悪いと思って、自分の希望を言わない | 伝えてもらえると、相手もうれしいことが多い |
| 早くイかなきゃと焦る | 焦るほど遠のく |
| 見られているのが恥ずかしい | 明かりを落とすなど、安心できる工夫を |
| 刺激が自分に合っていない | どうしてほしいかを伝える |
| 挿入だけで感じようとしている | ひとりのときと同じ刺激を、ふたりの時間に取り入れる |
パートナーとの時間に取り入れられること
| 工夫 | ポイント |
|---|---|
| ひとりのときの刺激を伝える | 「こうすると気持ちいい」と言葉や手で伝える |
| 自分でふれる | パートナーといるときに、自分でふれてもいい |
| 時間をかける | 挿入までの時間を長めに |
| 明かりや環境を調整する | 安心できる雰囲気に |
| 目標にしない | 「今日こそ」と思わない |
自分でふれてもいい
パートナーといるときに、自分でクリトリスなどにふれるのは、まったくおかしなことではありません。ひとりのときと同じ刺激をふたりの時間に持ちこめると、気持ちよくなりやすい人も多いんです。
伝え方の例
| 伝えたいこと | 言葉の例 |
|---|---|
| こうしてほしい | 「もう少しゆっくり、ここをさわってほしいな」 |
| 自分でふれたい | 「自分でさわってもいい?そのほうが気持ちいいんだ」 |
| 焦りたくない | 「イかなくても気持ちいいから、ゆっくりがいいな」 |
| 見本を見せる | 「手を貸して。こうすると気持ちいいの」 |
言いにくいときは、ふれあいの最中ではなく、別の落ち着いた時間に話すのもひとつの方法です。
強い刺激でしかイケないときは
ひとりのときに、電動のグッズや強い刺激でイクことが多いと、パートナーのやさしいふれ方では感じにくいことがあります。くわしくは「決まったやり方でしかイケないとき」に。
練習としてのふたりの時間
ひとりのときと、パートナーとのときの差を小さくするために、こんな段階を踏む人もいます。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1. 話す | ひとりのときにどうしているかを、言葉で伝える |
| 2. 一緒にいる時間に自分でふれる | パートナーがそばにいる状態に慣れる |
| 3. 手を重ねる | 自分の手にパートナーの手を重ねてもらう |
| 4. パートナーにふれてもらう | 自分のやり方を伝えながら |
一気に進まなくてかまいません。どの段階でも、心地よければそれで十分です。
恥ずかしさとのつき合い方
| 恥ずかしさ | できること |
|---|---|
| 自分のやり方を見せるのが恥ずかしい | 明かりを落とす・目を閉じる |
| 声を出すのが恥ずかしい | 声を出さなくても大丈夫 |
| 乱れた姿を見られたくない | 布団をかける・後ろから抱きしめてもらう |
恥ずかしさは、少しずつ慣れていくものです。焦らずに、自分が落ち着ける形を探してみてください。
よくある場面と考え方
パートナーとのときにイケないことを、パートナーに打ち明けたら、「じゃあ、ひとりのときはどうしてるの?」と聞かれて、答えに困った。そんなこともあるかもしれません。ひとりのときのやり方を話すのは、恥ずかしいことですよね。全部を話さなくてもかまいません。「こうされると気持ちいい」という部分だけを伝えるだけでも、ふたりの時間は変わります。
また、パートナーの前で自分でふれることに、抵抗がある人もいます。無理にする必要はありません。少しずつ、できる範囲で試してみてください。
ひとりでイケることは、強みでもある
ひとりのときにイケるということは、自分のからだが心地いいと感じることを、自分で知っているということです。それは、パートナーとの時間を変えていくための、大切な手がかりになります。イケないことを責めるより、「自分はこうすると気持ちいい」という知識を持っていることを、前向きにとらえてみてください。
ふたりの時間は、ふたりでつくるもの
パートナーとの時間でイケるかどうかは、どちらか一方の責任ではありません。ふたりで心地いいことを伝え合い、少しずつ工夫していく中で、変わっていくものです。うまくいかない日があっても、それはふたりの時間を育てていく途中だと考えてみてください。
よくある疑問
パートナーのことが好きじゃないから?
好きかどうかとは、必ずしも関係ありません。条件のちがいでイケないことは、よくあります。
イッたふりをしてしまう
ふりを続けるのがつらくなったら、「イッたふりをしてしまう理由と、やめ方」も読んでみてください。
パートナーが落ちこむのが心配
「あなたのせいじゃないよ。ふたりで工夫したいな」と伝えると、前向きな話し合いになりやすいです。
ひとりの時間をやめたほうが、パートナーとイケるようになる?
そう言い切れる根拠ははっきりしません。ひとりの時間をやめるより、ひとりのときに心地いいことを、ふたりの時間に取り入れるほうが近道なことも多いです。
パートナーとのときは、いつもより時間がかかる
相手とのときは、緊張や気づかいで、時間がかかるのは自然なことです。時間に余裕のある日を選んでみてください。
パートナーにひとりのときの話をするのは、はしたない?
はしたないことではありません。自分のからだのことを伝えるのは、ふたりにとって大切な会話です。
パートナーとのときにグッズを使ってもいい?
ふたりが同意していれば、使ってかまいません。清潔にして、使い方を話し合ってから使ってください。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| ふたりの関係・伝え方 | カウンセリング |
| 気持ちよさの悩みが続いてつらい | 婦人科・性機能外来のある医療機関 |
まとめ
ひとりではイケるのに、パートナーとだとイケないのは、とてもよくある悩みです。ひとりのときは、自分のペースで、自分に合う刺激を選べるから。ちがいの理由は、からだより条件にあることが多いんです。ひとりのときの刺激を伝える、自分でふれる、時間をかける、目標にしない。ふたりで工夫していけば、変わることもあります。ひとりで知った心地よさは、ふたりの時間を育てる大切な手がかりです。
- 日本女性心身医学会「女性の性機能障害」 https://www.jspog.com/general/details_81.html