【気持ちよさ】キスの基本

付き合いはじめて、キスをする場面が増えてきた。でも、自分のキスがうまいのか分からない。舌を入れるタイミングは?息はどうすればいいの?と迷ってしまう。久しぶりのキスで、どうしていたか忘れてしまった、という人もいるかもしれません。
このページでは、キスの基本をまとめました。はじめてのキスの前の人にも、長く付き合っているふたりにも読んでほしい内容です。
キスの前の準備
| 準備 | ポイント |
|---|---|
| 歯みがき・口をゆすぐ | においが気になるときは、ガムやタブレットも |
| 唇の保湿 | 乾燥してかさかさだと、ふれ心地が悪い |
| においの強い食べ物 | にんにくなど、気になるものは控えめに |
| ひげ(男性) | ちくちくすると肌が赤くなることも |
完璧である必要はありません。気になるところを少し整えておくと、自分も安心してキスできます。
進め方の基本
| 段階 | やり方 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 軽いキス | 唇を軽くふれ合わせる | 短く、何度か |
| 2. ゆっくりのキス | 唇を少し長めに重ねる | 相手の唇をやさしくはさむように |
| 3. 少し口を開く | 唇をやわらかくして、少し開く | 相手も開いているか見る |
| 4. 舌を使うキス | 舌先で相手の唇や舌に軽くふれる | いきなり深く入れない |
| 5. 間をとる | 唇を離して、見つめ合う・抱きしめる | 息を整える |
いきなり深いキスをするより、軽いキスから少しずつ深くしていくほうが、気持ちが高まりやすく、相手も安心できます。
舌を使うキスのやり方
| ポイント | 中身 |
|---|---|
| 舌先から | 最初は舌の先で、相手の唇や舌に軽くふれる |
| 力を抜く | 舌に力を入れず、やわらかく |
| 深く入れすぎない | 奥まで入れると苦しく感じる人が多い |
| ゆっくり動かす | 速く動かすより、ゆっくりのほうが心地いい |
| 相手に合わせる | 相手の舌の動きに、ペースを合わせる |
| 唾液 | 多すぎると気になる人も。ときどき唇を離す |
舌を使うキスは、相手の反応を見ながら進めてください。相手が舌を引っこめる、顔を少し離す、というときは、もう少しやさしく、浅めに戻しましょう。
呼吸
キスの最中は、鼻で呼吸します。息を止めていると苦しくなるので、ゆっくり鼻で呼吸を続けてください。鼻がつまっているときは、ときどき唇を離して息をしてかまいません。
顔の角度と手
| ポイント | 中身 |
|---|---|
| 顔を少し傾ける | 鼻がぶつからない |
| 手を添える | 頬・首・髪・背中・腰などに、やさしく |
| からだを寄せる | 抱きしめながらのキスは安心感がある |
相手の反応の見方
| 心地いいサイン | 合っていないかもしれないサイン |
|---|---|
| 相手も唇や舌を動かしてくる | からだに力が入っている |
| からだを寄せてくる | 顔をそむける・離れようとする |
| 呼吸が深くなる | 返事が少ない |
迷ったら、唇を離して「どう?」と聞いたり、ほほえみ合ったりして、確かめてください。
気をつけたいこと
| 気をつけたいこと | 理由 |
|---|---|
| 口内炎・口のまわりのできもの | 痛みや、うつるものもある |
| 唇や口のまわりの水ぶくれ | ヘルペスのことがある。治るまでキスは控える |
| 風邪・体調が悪い | うつることがある |
| 同意 | いやがっているときにキスを続けない |
キスでうつる病気もあります。口のまわりに水ぶくれや、ただれがあるときは、キスを控えてください。くわしくは「性器ヘルペスとは?」に。
キスが苦手なとき
キスが苦手な人もいます。においが気になる、舌を使うのがいや、息苦しい。理由はいろいろです。
| 伝えたいこと | 言葉の例 |
|---|---|
| 軽いキスがいい | 「軽いキスのほうが好きなんだ」 |
| 舌はいや | 「舌を入れるのはちょっと苦手」 |
| 少し休みたい | 「ちょっと息が苦しいから、休憩していい?」 |
いやなことは、いやと伝えてかまいません。
よくある場面と考え方
付き合いはじめて最初のキスで、緊張して歯が当たってしまった。それ以来、キスをするたびに不安になる。そんな人もいるかもしれません。最初のキスがぎこちないのは、誰にでもあることです。何度か重ねるうちに、お互いの唇の動きや角度が分かってきて、自然に合うようになります。うまくいかなかったときは、笑ってもう一度。その気楽さが、心地いいキスへの近道です。
長く付き合っていると、キスが「始まりの合図」だけになってしまうこともあります。挨拶のキス、なんでもないときのキス。セックスにつながらないキスも、ふたりの距離を保ってくれる大切なふれあいです。
いろいろなキス
| キス | 例 |
|---|---|
| 挨拶のキス | 出かけるとき・帰ってきたとき |
| おでこ・頬へのキス | やさしさを伝える |
| 首すじ・耳へのキス | 気持ちが高まりやすい場所 |
| 手へのキス | 少し照れくさいけれど、大切にされている感じ |
| 長いキス | ゆっくり時間をかけて |
唇へのキスだけでなく、からだのいろいろな場所へのキスも、ふれあいを豊かにしてくれます。
キスが変えるふたりの関係
キスは、セックスの入口であると同時に、ふたりの気持ちを確かめ合う大切なふれあいです。長く付き合うほど、キスの回数は減りがちですが、意識してキスを続けているカップルは、ふれあい全体が心地よく保たれている、と感じることも多いようです。ほんの数秒のキスでも、気持ちは伝わります。
よくある疑問
キスがうまい・下手はある?
テクニックより、相手に合わせられるかどうかのほうが大切です。相手が心地よさそうなら、それがふたりにとっての「いいキス」です。
歯が当たってしまう
顔の角度を少し変える、唇をやわらかくする、ゆっくり近づく、を意識すると当たりにくくなります。
キスだけで終わってもいい?
もちろんです。キスだけの時間を楽しむのも、立派なふれあいです。
キスのときに目を閉じるべき?
決まりはありません。閉じる人が多いですが、ときどき目を合わせると、気持ちが通じ合う感じがすることもあります。
キスがしつこいと言われた
長すぎる、強すぎる、と感じさせているのかもしれません。相手の反応を見て、ときどき間をとってみてください。
相手のキスが激しすぎる
「もう少しゆっくりがいいな」と伝えてみてください。顔を少し離して、ゆっくりのキスに戻すのも、言葉以外の伝え方になります。
久しぶりのキスで緊張する
軽いキスから始めて、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 口のまわりの水ぶくれ・ただれ | 皮膚科・内科 |
| のどの性感染症が心配 | 耳鼻咽喉科・保健所 |
このページのポイント
- 歯みがき・唇の保湿で準備
- 軽いキスから少しずつ深く
- 舌は力を抜いて、ゆっくり
- 呼吸は鼻で
- 口のまわりに水ぶくれがあるときは控える
まとめ
キスの基本は、軽いキスから始めて、相手の反応を見ながら少しずつ深くしていくことです。舌を使うキスは、舌先から、力を抜いて、ゆっくり。呼吸は鼻で。口のにおいや唇の乾燥を少し整えておくと、自分も安心できます。口のまわりに水ぶくれがあるときは控え、苦手なことは苦手と伝えてかまいません。キスは、ふたりの気持ちを確かめ合う大切な時間です。気楽に、楽しんでください。
- 厚生労働省 HIV検査・相談「性感染症」 https://www.mhlw.go.jp/hivkensa/sti/