【セカンドバージン】久しぶりの不安を相談できるところ

久しぶりの性行為が痛かった。勃起がうまくいかなかった。こわくて踏み出せない。そんな悩みを抱えても、友だちには話しにくいし、病院に行くほどのことなのかも分からない。結局、ネットで調べてはもやもやする、のくり返し。そんな人も多いと思います。
このページでは、久しぶりの不安を相談できるところを、悩みごとに整理しました。特定の医療機関やサービスをすすめるものではありません。
悩みごとの相談先
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 性交痛・乾燥・出血(女性) | 婦人科 |
| 閉経の前後のからだの変化 | 婦人科(更年期外来のある医療機関も) |
| 勃起・射精の悩み(男性) | 泌尿器科(男性の性機能を診る外来もある) |
| 性感染症が心配 | 保健所・婦人科・泌尿器科 |
| 避妊・緊急避妊 | 婦人科・緊急避妊薬を扱う薬局 |
| 性へのこわさ・気持ちの落ち込み | 心療内科・精神科・カウンセリング・自治体の心の相談窓口 |
| 過去の性暴力の被害 | ワンストップ支援センター(#8891) |
婦人科
婦人科では、性交痛、腟の乾燥、性行為のあとの出血、閉経の前後のからだの変化、避妊のことなどを相談できます。「性行為が痛くて」とひと言伝えれば、話は通じます。
| 受診するときに伝えたいこと | 例 |
|---|---|
| いつから・どんなときに困っているか | 「久しぶりにしたら痛かった」 |
| 最後の月経 | 閉経しているかどうかも |
| 出血の量や日数 | メモにしておくと伝えやすい |
| 飲んでいる薬・持病 | 治療を選ぶときに大切 |
泌尿器科
男性の勃起や射精の悩みは、泌尿器科で相談できます。性機能を専門に診る外来を設けている医療機関もあります。ED治療薬を使いたいときも、医療機関で処方してもらってください。ネットで売られている薬には、偽物や成分の分からない物が混じっていることがあります。
性感染症の検査
新しい相手との久しぶりの前後に、性感染症が心配になったら、検査を受けられます。
| 場所 | 特徴 |
|---|---|
| 保健所 | 無料・匿名で受けられるところが多い。日時が決まっていることも |
| 婦人科・泌尿器科 | 症状があるときも相談できる。費用がかかる |
厚生労働省の「性感染症検査・相談マップ」で、近くの検査の場所を探せます。
心の相談
性へのこわさが強い、気持ちの落ち込みが続く、パートナーとの関係で悩んでいる、というときは、心の相談先があります。
| 相談先 | 特徴 |
|---|---|
| 心療内科・精神科 | 眠れない・食べられないなど、からだの症状があるときも |
| カウンセリング | 気持ちを整理したいとき。費用は相談先によってさまざま |
| 自治体の心の相談窓口 | 無料で電話相談を受け付けているところが多い |
性暴力の被害の相談
過去に望まない性行為をされた経験が、久しぶりの性行為へのこわさにつながっていることもあります。性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(#8891)では、昔のことでも相談できます。
相談するときの不安
| 不安 | 考え方 |
|---|---|
| こんなことで相談していいの? | 性の悩みは、どこでもよくある相談のひとつ |
| 恥ずかしい | 受け付ける側は、毎日のように聞いている内容 |
| 何を話せばいいか分からない | 困っていることをひと言伝えるだけでいい |
| 年齢を重ねてから相談するのは気まずい | 閉経後・中高年の相談も多い |
相談する前に整理しておくといいこと
相談先でうまく話せるか不安なときは、前もってメモを作っておくと安心です。
| メモしておくこと | 例 |
|---|---|
| 困っていること | 「久しぶりにしたら痛かった」「途中で萎えてしまう」 |
| いつから | 「この半年くらい」「久しぶりにした1回目から」 |
| どんなときに | 「挿入のはじめ」「ひとりのときは大丈夫」 |
| 試したこと | 「ゼリーを使った」「ゆっくりしてもらった」 |
| 聞きたいこと | 「治療はあるか」「いつ再開していいか」 |
メモを見せるだけでも、話は伝わります。口に出して言いにくいことは、紙に書いて渡してもかまいません。
受診のときの不安への備え
| 不安 | 備え |
|---|---|
| 内診がこわい(女性) | 「久しぶりで不安」「痛いのが心配」と先に伝える |
| 男性の医師・女性の医師がいい | 予約のときに聞けるところもある |
| 待合室で知り合いに会いたくない | 少し離れた地域の医療機関を選ぶ人もいる |
| 費用が心配 | 予約のときに、だいたいの費用を聞いてみる |
相談先を選ぶときの見方
ネットで探すと、性の悩みの相談先はたくさん出てきます。選ぶときは、次のことを確かめてください。
| 確かめたいこと | 理由 |
|---|---|
| 医療機関として運営されているか | 薬の処方や診断ができるのは医療機関だけ |
| 費用がはっきり書いてあるか | 高額な契約を急がせるところもある |
| 「必ず治る」と書いていないか | 効果を断定する広告には注意 |
| 相談だけでも受け付けているか | いきなり高額な治療をすすめないか |
契約やお金のトラブルは、消費者ホットライン(188)で相談できます。
相談することは、自分を大切にすること
ひとりで悩み続けると、不安はどんどん大きくなります。相談することは、弱さではなく、自分を大切にするための行動です。ひとつの相談先で合わなかったら、別のところを試してもかまいません。
パートナーと一緒に考える
久しぶりの悩みは、ひとりの問題ではなく、2人の問題であることも多いものです。痛みや勃起の悩みも、相手に「一緒に考えてほしい」と伝えると、気持ちが楽になることがあります。2人で相談先を探したり、このページを一緒に読んだりするのも、ひとつの方法です。相手に話すことで、自分でも悩みの中身が整理されて、どこに相談すればいいかが見えてくることもあります。
よくある疑問
パートナーと一緒に相談してもいい?
一緒に受診や相談をできるところもあります。2人の悩みとして話せると、すれちがいが減ることもあります。
オンラインで相談できる?
オンライン診療や電話相談を受け付けているところもあります。選ぶときは、医療機関として運営されているか、費用がはっきりしているかを確かめてください。
何科に行けばいいか分からない
女性のからだのことなら婦人科、男性のからだのことなら泌尿器科から始めてみてください。必要なら、ほかの科を紹介してもらえます。
相談したことが家族や職場に知られない?
医療機関や相談窓口には、守秘義務があります。保健所の性感染症の検査は、匿名で受けられるところも多いです。
相談しても「気にしすぎ」と言われそう
困っているなら、相談する理由として十分です。「久しぶりで不安」という気持ちそのものを、相談してかまいません。
相談できるところ
ここまでの表のとおり、悩みごとに相談先があります。どこに相談すればいいか迷うときは、からだのことなら婦人科(女性)・泌尿器科(男性)、気持ちのことなら自治体の心の相談窓口から始めてみてください。
まとめ
久しぶりの不安は、ひとりで抱えなくていいんです。からだのことは婦人科・泌尿器科、性感染症は保健所、気持ちのことは心の相談窓口、過去の性暴力の被害はワンストップ支援センター。性の悩みは、どこでもよくある相談のひとつです。困っていることをひと言伝えるところから始めてみてください。
- 厚生労働省「性感染症検査・相談マップ」 https://www.mhlw.go.jp/stikensa/
- 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修) https://w-health.jp/