【セカンドバージン】再開するときの話し合い方

子どもが生まれてから、忙しい時期が続いてから、けんかをしてから。気づけば、パートナーとの性行為がずいぶん遠のいている。また触れ合いたいという気持ちはあるけれど、どう切り出せばいいのか分からない。そんなふうに悩んでいる人は、男女を問わず多いと思います。
時間がたてばたつほど、「今さら」という気持ちが強くなりますよね。誘って断られたらどうしよう。相手はもうそういう気持ちがないのかもしれない。そう思うと、何も言えないまま、また時間が過ぎていく。
でも、再開のきっかけは、大きなものでなくていいんです。このページでは、話し始めるタイミングと伝え方、段階を踏んで戻していく方法をまとめました。
まず知っておきたいこと
| よくある思い込み | 実際 |
|---|---|
| 相手はもう興味がない | 相手も同じように、きっかけを探しているかもしれない |
| 一度で元どおりにしなきゃ | 少しずつ戻していけばいい |
| 誘うのは男性の役目 | どちらから話してもいい |
| 話し合うと気まずくなる | 話さないまま距離ができるほうがつらい |
しばらくしていない期間があると、2人とも「どう切り出せばいいか分からない」状態になっていることが多いんです。どちらかが一歩踏み出すだけで、空気が変わることがあります。
話し始めるタイミング
| タイミング | よいところ |
|---|---|
| 食事のあと・休日の昼間 | リラックスしていて、落ち着いて話せる |
| 散歩やドライブ中 | 向かい合わないので、話しやすい |
| 寝る前のベッド | プレッシャーになりやすいので、話すだけにするのがよい |
いきなり性行為に誘うより、まずは「話す」ことから始めるほうが、相手も受け止めやすいんです。
話し合いのコツ
責める言葉ではなく、「こうしたい」を伝えます。「前みたいに、くっつく時間がほしい」のような言い方です。
| 伝え方 | 例 |
|---|---|
| 自分の気持ちから話す | 「最近、くっつく時間が減って寂しいなと思ってた」 |
| 希望を具体的に | 「たまには一緒にお風呂に入りたい」 |
| 相手の気持ちも聞く | 「あなたはどう思ってる?」 |
| 緊張を正直に | 「久しぶりだから、ちょっと照れくさいね」 |
避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 理由 |
|---|---|
| 「なんでしてくれないの?」 | 責められていると感じる |
| 「もう何年もしてないよね」 | 数字で突きつけられると、気まずくなる |
| 「ほかの夫婦はもっとしてる」 | 比べられると傷つく |
相手を責める形になると、相手は防御的になってしまいます。「あなたが悪い」ではなく、「私はこうしたい」と伝えることが大切です。
段階の例
| 段階 | 例 |
|---|---|
| 1 | 手をつなぐ、くっついて座る |
| 2 | 一緒に寝る、マッサージ |
| 3 | キスや、からだへのふれあい |
| 4 | 2人の気持ちが合えば、その先へ |
なぜ段階を踏むといいのか
しばらく触れ合っていないと、からだも気持ちも、ふれあうことに慣れていない状態になっています。いきなり性行為まで進もうとすると、緊張したり、痛みが出たり、気持ちが追いつかなかったりしやすいんです。
段階を踏むことで、「触れても大丈夫」「この人と一緒にいると安心する」という感覚を、少しずつ取り戻していけます。それぞれの段階で、心地よさを感じられたら、次に進めばいいんです。
段階は行ったり来たりしていい
一度先に進んでも、次の日は手をつなぐだけ、ということがあってもいいんです。気持ちや体調は日によって変わります。段階はルールではなく、目安です。
からだの変化に気をつけて
久しぶりだと、特に女性は、潤いが減っていたり、緊張でこわばっていたりして、痛みが出ることがあります。
- 潤滑ゼリーを用意しておく
- ゆっくり時間をかける
- 痛いときは止める約束をする
くわしくは「久しぶりで痛いのはなぜ?」でまとめています。
うまくいかなくても
再開の最初は、ぎこちなかったり、途中でやめたりすることもあります。それは失敗ではありません。
| よくあること | 考え方 |
|---|---|
| 照れくさくて笑ってしまった | それも2人の時間 |
| 途中で止めた | 止められる関係は安心できる関係 |
| 男性が勃たなかった | 緊張は自然なこと。責めない |
| 痛かった | 次は準備を変えてみる |
よくある疑問
相手が話し合いに乗ってくれない
すぐに答えが返ってこなくても、「話す準備がある」と伝わったことには意味があります。時間をおいて、別の機会にまた話してみてください。それでも難しいときは、カップルで受けられるカウンセリングという選択肢もあります。
子どもがいて、2人の時間がとれない
子どもが寝たあとの短い時間、休日に預けられる時間など、少しでも2人の時間をつくる工夫をしているカップルもいます。性行為だけでなく、2人で話す時間そのものが、距離を縮めてくれます。
自分は再開したくない
再開したくない気持ちも、大切にしていいんです。その気持ちを、相手を否定しない形で伝えてみてください。「したくない気持ちは変?」もあわせて読んでみてください。
2人の時間をつくる工夫
再開のきっかけがつかめない理由のひとつに、「2人きりの時間がない」ことがあります。忙しい毎日の中で、性行為の前に、まず2人で過ごす時間を取り戻すことが大切なんです。
| 工夫 | 例 |
|---|---|
| 短い時間でも2人で過ごす | 寝る前の10分だけ話す |
| デートの時間をつくる | 月に一度、2人で出かける |
| 家事や育児の負担を見直す | 片方だけが疲れていると、気持ちが向きにくい |
| スマホを置く時間 | 2人で向き合う時間をつくる |
性行為が遠のいている背景には、疲れや、日々の小さな不満が積み重なっていることがよくあります。家事の分担、話を聞いてもらえない寂しさ、感謝の言葉の少なさ。そうしたことを話し合うことが、遠回りに見えて、いちばんの近道になることもあるんです。
再開を「プロジェクト」にしない
「今月中に再開する」と目標を決めすぎると、それがプレッシャーになって、かえってぎくしゃくすることがあります。再開は、2人の関係の中で自然に起こるもの、くらいに考えておくほうが楽です。
触れ合う時間が増えて、一緒にいて心地いいと感じられるようになれば、気持ちは自然に近づいていきます。結果として性行為を再開するかどうかは、2人で決めればいいんです。
再開がうまくいったあとのこと
再開できたあとも、また少しずつ距離ができてしまうことがあります。
| 続けるための工夫 | 例 |
|---|---|
| ふれあいの習慣 | 毎日ハグする・手をつないで眠る |
| 2人の時間の予定 | 月に一度はゆっくりする日を決める |
| 気持ちを言葉に | 「この前うれしかった」と伝える |
| 無理をしない | したくない日は、くっつくだけにする |
一度再開できたら終わりではなく、2人の関係を育て続けることが大切です。
再開がうまくいかないときは
段階を踏んでも、どちらかがどうしても気持ちが向かない、ということもあります。
- からだの理由(痛み・勃ちにくさ)がないか、医療機関で確かめる
- 気持ちの理由(不満・わだかまり)がないか、話し合う
- 2人だけで難しいときは、カップルカウンセリングを頼る
うまくいかないのは、どちらかが悪いからではありません。2人で原因を探していけばいいんです。
性行為をしない形の関係もある
話し合った結果、性行為はしないけれど、ほかの形でふれあいながら関係を続ける、というカップルもいます。2人が納得しているなら、それもひとつの形です。
まとめ
しばらく性行為がなかったパートナーと再開するときは、いきなり元どおりを目指さず、ふれあいから段階的に戻していくのが近道です。責める言葉ではなく「こうしたい」を伝える。「久しぶりで緊張してる」と言葉にする。うまくいかなくても失敗ではない。2人のペースで、少しずつ距離を縮めていってください。