【セカンドバージン】男性のセカンドバージン:ブランクのあとの不安

離婚してから何年もたった。仕事と生活で手いっぱいで、そういうことからはずっと離れていた。最近、気になる人ができて、もしかしたらそういう日が来るかもしれない。うれしいはずなのに、「本当にできるのか」という不安のほうが先に立ってしまう。そんな男性は、実は少なくありません。
セカンドバージンという言葉は女性に使われることが多いですが、長いブランクのあとの不安は男性にもあります。このページでは、男性がブランクのあとに感じやすい不安と、その向き合い方をまとめました。
ブランクのあとに男性が感じやすい不安
| 不安 | よくある気持ち |
|---|---|
| 勃つかどうか | 久しぶりで、いざというときに反応しないかも |
| すぐ終わらないか | 刺激に慣れていなくて、早く出てしまうかも |
| やり方を忘れた | 段取りやふれ方が分からなくなっている |
| 体型や年齢の変化 | お腹が出た、体力が落ちた、見られたくない |
| 避妊・検査 | コンドームの着け方に自信がない、性感染症が心配 |
どれも、ブランクのある男性がよく口にする不安です。あなただけではありません。
なぜ不安が強くなるのか
緊張が反応をにぶくする
勃起は、気持ちがリラックスしているときに起きやすく、緊張や不安が強いと起きにくくなるという仕組みがあります。「失敗しちゃいけない」と思うほど、からだは逆の反応をしてしまうんです。ブランクのあとは、この「失敗できない」という気持ちが特に強くなりがちです。
からだの変化もある
年齢を重ねると、疲れ・睡眠不足・お酒・体重の増加・持病などで、勃起しにくくなることがあります。ブランクの間にからだが変わっていても、それは自然なことです。
前もってできる準備
| 準備 | ポイント |
|---|---|
| ひとりの時間で確かめる | 反応や感覚を落ち着いて確かめておく。強すぎる刺激に頼らない |
| コンドームの練習 | ひとりのときに何度か着ける。サイズも見直す |
| 体調を整える | 睡眠をとる。前の日のお酒は控えめに |
| 性感染症の検査 | 新しい相手なら、保健所などで検査を受けておくと安心 |
| 相手と話す | 「久しぶりで緊張するかも」と先に伝える |
コンドームはサイズを見直す
久しぶりだと、以前使っていたサイズが合わなくなっていることもあります。きつすぎると萎えやすく、ゆるすぎると外れやすいので、いくつか試しておくと当日に慌てずにすみます。
当日の考え方
挿入をゴールにしない
「最後までしなければ」と思うほど、緊張は強くなります。キスやふれあいの時間を大切にして、挿入にこだわらないと決めておくと、気持ちがずいぶん楽になります。
うまくいかなかったら、短く伝えて切り替える
勃たない、早く出てしまった。そんなときは、「久しぶりで緊張したみたい」と短く伝えて、くっつく時間に切り替えれば十分です。何度も謝ったり、言いわけを重ねたりすると、相手も気をつかってしまいます。
| 言葉の例 | 伝わること |
|---|---|
| 「久しぶりで緊張してる」 | 正直さ。相手も気が楽になる |
| 「今日はくっついていたい」 | 挿入にこだわらない姿勢 |
| 「次はゆっくりしよう」 | 関係を大切にしたい気持ち |
相手の気持ちも考える
ブランクがあるのは、相手も同じかもしれません。相手も「久しぶりで痛かったらどうしよう」「体型を見られたくない」と不安に思っていることがあります。自分の不安を伝えるのと一緒に、「何か心配なことある?」と聞いてみてください。お互いの不安が分かると、2人の距離はぐっと近くなります。
ブランクは悪いことではない
長い間していなかったことを、恥ずかしいと思う必要はありません。離婚、死別、仕事、子育て、介護、病気。ブランクの理由は人それぞれで、どれも人生の一部です。久しぶりの不安は、相手を大切にしたいからこそ生まれるものでもあるんです。
久しぶりの日までの過ごし方
当日のことばかり考えていると、不安はどんどん大きくなります。久しぶりの日までの時間を、こんなふうに使ってみてください。
| 時期 | できること |
|---|---|
| 数週間前 | 睡眠と運動を少し整える。お酒の量を見直す |
| 1〜2週間前 | 性感染症の検査を受ける。コンドームを用意して練習する |
| 数日前 | 相手と、避妊ややめる合図のことを話す |
| 前の日 | 早めに寝る。お酒は控えめに |
| 当日 | 時間に余裕をもつ。急いで進めない |
からだを整えることは、勃起のためだけでなく、「準備ができている」という安心感にもつながります。その安心感が、緊張をやわらげてくれるんです。
体型が気になるとき
お腹まわりや体力の変化が気になって、見られるのがいやだと感じることもありますよね。部屋の明かりを少し落とす、シャワーのあとにくつろぐ時間をとる、など、自分が落ち着ける工夫をしてかまいません。相手もまた、自分のからだの変化を気にしていることが多いものです。
「前と同じようにできるか」を手放す
ブランクのある男性がつまずきやすいのは、以前の自分と比べてしまうことです。若いころのようにはいかないかもしれない。でも、それは悪いことではありません。
| 以前の自分と比べると | 今の自分を大切にすると |
|---|---|
| 「前はもっとできた」と焦る | 今の体調に合わせて進められる |
| 回数や時間にこだわる | ふれあいの質を大切にできる |
| 失敗をこわがる | うまくいかなくても笑って仕切り直せる |
久しぶりのふれあいは、「前と同じようにできるか」の試験ではありません。今の2人にとって心地いい形を、一緒に見つけていく時間なんです。
よくある疑問
ブランクがあると、勃起の機能は落ちる?
ブランクそのものより、年齢・体調・緊張の影響のほうが大きいと考えられています。ひとりのときにも勃起しにくい状態が続くなら、泌尿器科で相談してみてください。
ED治療薬を使ってもいい?
使うかどうかは医師と相談して決めるものです。ネットで売られている薬には、偽物や成分の分からない物が混じっていることがあるので、医療機関で処方してもらってください。
久しぶりだと伝えるのは格好悪い?
格好悪いことではありません。伝えておくと、うまくいかなかったときも2人で受け止めやすくなります。
相手のほうが経験が多そうで気後れする
経験の多さは、相手を大切にできるかどうかとは別のものです。分からないことは「どうしたら気持ちいい?」と聞いてかまいません。聞いてくれる人のほうが、相手にとっては安心できるんです。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 勃起・射精の悩み | 泌尿器科(男性の性機能を診る外来もある) |
| 性感染症の検査 | 保健所(無料・匿名のところが多い)・泌尿器科 |
| 気持ちのつらさ | 自治体の心の相談窓口・心療内科 |
まとめ
ブランクのあとの男性が、勃起や早さ、やり方を不安に思うのは自然なことです。不安の多くは緊張から来ています。ひとりの時間で確かめる、コンドームを練習する、体調を整える、相手に「久しぶりで緊張する」と伝える。挿入にこだわらないと決めておけば、久しぶりの日はずっと楽になります。
- 国際性機能学会(ISSM)「Patient Information Sheet on Premature Ejaculation」 https://www.issm.info/media/attachments/2021/08/17/03-clinical-guidelines---issm-patient-information-sheet-on-pe---vjan-2015.pdf
- 帝京大学 泌尿器科 アンドロロジー診療「射精障害(分類と対処法)」 https://male-urology.jp/sexual_dysfunction/ejaculation/