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【はじめて・処女】はじめての平均年齢の見方

ロコ
ロコの結論
ネットで「はじめての平均年齢」を見て、自分は遅れていると落ち込んだことはありませんか。じつはその数字、すでに経験した人だけで計算されていることが多く、未経験の人は入っていないんです。だから実際より早く見えやすいんです。国の調査では、20代後半の未婚女性のうち、性交経験のある人は約6割とされています。

「はじめての平均年齢は〇歳」。ネットの記事やSNSでこういう数字を見かけて、自分と比べてしまうことってありますよね。もうその年齢を過ぎている。周りはとっくに経験している。自分だけ遅れている。そんな気持ちになって、ひとりで落ち込んだ経験がある人もいると思います。

でも、その「平均年齢」という数字には、見落とされがちなカラクリがあります。数字の作り方を知ると、「自分だけ遅い」という感覚が、じつは数字の見え方の問題だったと分かることがあるんです。

このページでは、平均年齢の数字が早く見える理由と、国の調査で実際に何が分かっているのかを、一緒に見ていきます。

数字が早く見える理由

理由 中身
経験者だけで計算 未経験の人が入っていない
調査によって対象が違う 年齢・結婚の有無・調べ方で数字が変わる
印象に残る数字 早い人の話が目立ちやすい
ネットのアンケート 答える人が偏っていることがある

「経験者だけの平均」のカラクリ

たとえば、ある調査で「経験した人に、はじめては何歳でしたか」と聞いて平均を出したとします。この数字には、まだ経験していない人は入りません。まだ経験していない人がこれから経験すれば、その人たちの年齢は平均を押し上げるはずですよね。でも、それは数字に反映されていないんです。

だから、「平均年齢」は、実際よりも早く見えやすい。この仕組みを知っておくだけで、数字に振り回されにくくなります。

ネットのアンケートには偏りがある

ネットのアンケートは、答えたい人が答えるものです。性の話題に積極的な人ほど答えやすく、そうでない人は答えないことが多い。だから、結果が偏りやすいんです。数字を見るときは、誰がどんな方法で集めたものかを確かめるのがポイントです。

国の調査では

国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年)の概要では、20代後半の未婚女性で性交経験のある人は61.2%とされています。言いかえると、約4割は経験がありません。

見方 中身
20代後半の未婚女性 性交経験のある人は61.2%
言いかえると 約4割は経験がない
傾向 30代前半の未婚者でも、経験のある人の割合は前回の調査より男女ともに下がった

「20代後半なら、ほとんどの人が経験している」というイメージとは、ずいぶん違いますよね。

大学生でも半数以上が未経験

日本性教育協会の「第8回 青少年の性行動全国調査」(2017年)では、大学生の性交経験率は男子が約47%、女子が約37%でした。2005年ごろをピークに下がってきています。「大学生ならみんな経験している」というのは、数字の上では当てはまりません。

対象 性交経験率(2017年)
大学生の男子 約47%
大学生の女子 約37%

半分以上が経験していない、ということです。大学時代に経験がなかったことを気にしている人も、じつは多数派だったのかもしれません。

SNSが「みんな早い」と感じさせる

経験した人の話は発信されやすく、経験していない人はわざわざ発信しません。そのため、SNSを見ていると「自分だけ遅い」と感じやすくなります。

SNSで目立ちやすいもの 見えにくいもの
恋愛や性の体験談 経験していない人の日常
早い経験の話 慎重に選んでいる人の考え
盛った話・印象的な話 ふつうの、静かな人生

SNSで見える世界は、現実のほんの一部を、目立つ形で切り取ったものです。比べる相手として、あまり当てにならないんです。

比べなくていい

数字は社会の傾向を見るためのもので、自分の時期を決めるものではありません。

平均年齢は、あくまで「たくさんの人の数字をならしたもの」です。早い人もいれば、遅い人もいて、経験しない人もいる。その中のどこにいても、それがあなたの人生のペースなんです。

数字の使い方 例
よい使い方 「自分だけじゃない」と知って、気持ちを軽くする
よくない使い方 「平均より遅いから急がなきゃ」と焦る

数字に振り回されそうになったら

  • その数字は、誰を対象に、どうやって集めたものか確かめる
  • 未経験の人が数字に入っているか考える
  • 自分の気持ちは、数字ではなく自分で決めると思い出す

年齢よりも大切なこと

はじめての経験で大切なのは、何歳でするかよりも、どんな相手と、どんな気持ちで迎えるかです。

大切なこと 理由
自分がしたいと思っているか 後悔しにくい
相手に「止めて」と言えるか 安心して進める
避妊と性感染症の準備があるか からだを守れる

これがそろっていれば、年齢は関係ありません。くわしくは「はじめてで後悔しないために」でもまとめています。

よくある疑問

平均より遅いと、何か不利になる?

経験の時期が遅いことで、何かが不利になるということはありません。経験の有無や時期は、見た目からも分かりません。

男女で違いはある?

調査によって、男女で数字に違いが出ることがあります。ただ、どちらの場合も、経験のない人は決して少なくありません。

最新の数字を知りたい

数字は調査の年によって変わります。国の調査は数年おきに行われているので、最新の結果を確かめるときは、調査を行っている機関のサイトを見てください。

経験が減ってきているのはなぜ?

調査の数字を見ると、若い人の性経験は、以前より減ってきている傾向があります。その理由はひとつに決められませんが、よく挙げられる考え方があります。

よく挙げられる考え方 中身
出会い方の変化 人と直接知り合う機会や、恋愛の形が変わってきた
楽しみの多様化 恋愛以外にも、時間を使う楽しみが増えた
慎重さ 性感染症や妊娠、人間関係のトラブルに慎重な人が増えた
経済的な事情 余裕がなく、恋愛に時間やお金をかけにくい

これは、どれが正しいと言い切れるものではありません。ただ、「経験していない人が増えている」という流れの中で、あなたが経験していないことは、特別に珍しいことではないということは言えます。

数字を見て安心するのも、気にしすぎるのも

数字を知って「自分だけじゃなかった」とほっとした人もいれば、「それでも6割は経験しているんだ」と感じた人もいるかもしれません。同じ数字でも、受け取り方は人それぞれです。

どちらに感じたとしても、それはあなたの自然な気持ちです。ただ、数字はあなたの人生のペースを決めるものではない、ということだけは、覚えておいてください。経験の時期は、出会いと気持ちとタイミングで決まっていくものです。

数字を見て落ち込んだときは

もし数字を見て落ち込んでしまったら、少し画面から離れてみてください。数字の向こうにいる一人ひとりには、それぞれの事情とペースがあります。あなたにも、あなたのペースがあっていいんです。

正しい数字を知ると楽になる

ネットで見た印象と、国の調査の数字が違うと知るだけで、肩の力が抜けたという人は多いです。思い込みで自分を責めていたことに気づけるからです。数字は、自分を追いつめるためではなく、安心するために使ってください。

自分の「いつか」を大切に

いつ経験するかは、数字ではなく、あなたの気持ちと出会いで決まります。その「いつか」を、焦らずに待っていいんです。

まとめ

「はじめての平均年齢」の数字は、経験した人だけで計算されていることが多く、実際より早く見えやすいものです。国の調査では、20代後半の未婚女性の約4割、大学生の半数以上が経験していません。SNSで見える世界は一部だけ。数字は「自分だけじゃない」と知るために使って、焦るためには使わないでください。あなたのペースが、あなたにとっての正解です。

出典

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