【はじめて・処女】22歳の処女率は?「学生のうちに」と焦ったら

卒業論文、就職活動、引っ越しの準備。22歳は、学生生活の終わりが見えてくる年齢です。周りが「卒業旅行」「最後の思い出」と盛り上がるなかで、ふと「学生のうちに、経験しておいたほうがいいのかな」と考えてしまう。社会人になったら出会いがなくなる、という話を聞いて、余計に焦る。そんな気持ちになる人は少なくありません。
このページでは、22歳の処女率を国の数字で確かめて、「学生のうちに」という焦りとの付き合い方をまとめました。
22歳の処女率(国の調査)
| 年齢の区分 | 性交経験がない未婚女性の割合 |
|---|---|
| 20〜24歳(22歳はここ) | 55.1% |
| 25〜29歳 | 42.1% |
| 30〜34歳 | 39.7% |
出生動向基本調査(第17回・2025年に調査)より。22歳がちょうど真ん中に入る20〜24歳の区分では、未婚女性の55.1%が性交経験なしでした。
表を見ると、25〜29歳でも4割を超える人が未経験です。つまり、学生のうちに経験しなかった人の多くが、社会人になってからもそれぞれのペースで過ごしているということ。学生時代が「最後のチャンス」というわけではないんです。
1歳ごとの数字について
国の調査は5歳ごとの区分で公表されています。「22歳の処女率」として1歳ごとの数字が出ていたら、区分の数字から計算した推計だと思って見てください。
「学生のうちに」と焦る理由
| 焦りのもと | 実際のところ |
|---|---|
| 社会人は出会いがないと聞く | 職場・趣味・紹介など、出会いの形が変わるだけ |
| 学生時代の思い出にしたい | 思い出にしたいのか、済ませたいのか、一度考えてみる |
| 周りが経験している気がする | 20代前半の未婚女性の半分以上は未経験 |
| 社会人で未経験は恥ずかしい | 経験の有無は周りからは分からない |
焦りの正体を言葉にしてみると、「経験したい」より「取り残されたくない」のほうが大きかった、と気づくことがあります。それに気づけるだけでも、気持ちは少し落ち着くんです。
卒業前の「勢い」に気をつけたい場面
卒業前は、飲み会やイベントが増えて、ふだんより気持ちが開放的になります。それ自体は楽しいことです。ただ、「最後だから」という勢いで決めたことを、あとで後悔する人もいます。
| 場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|
| 卒業旅行 | 同じ部屋・お酒・夜の雰囲気に流されない |
| 追いコン・打ち上げ | 飲みすぎない。帰り道は友だちと |
| 「最後だし」と誘われる | 最後かどうかと、したいかどうかは別のこと |
| 久しぶりに会う元同級生 | 相手のことを今どれだけ知っているか考える |
「この人と、と自分で決めた」と思える経験のほうが、あとから振り返ったときに納得しやすいもの。はじめてで後悔しないための考え方は「はじめてで後悔しないために」でまとめています。
学生時代に経験しなかった、ということ
学生時代に経験しなかったのは、何かが足りなかったからではありません。勉強、部活、アルバイト、友だち、家族のこと。その時期に大事にしてきたものがあった、ということでもあるんです。
| 大事にしてきたもの | そこで得たもの |
|---|---|
| 勉強・卒業論文 | 知識と、やりきった経験 |
| アルバイト | 働く力とお金の感覚 |
| 部活・サークル | 仲間と過ごした時間 |
| 家族の手伝い | 人を支える力 |
性の経験は、人生のたくさんある経験のなかのひとつです。「学生時代にしておくべきことリスト」に入れて、できなかったと自分を責める必要はありません。
地元を離れるとき、実家に戻るとき
卒業と同時に、住む場所が変わる人も多いですよね。環境の変化は、恋愛の進み方にも影響します。
新しい土地で一人暮らしを始める
知り合いのいない土地では、寂しさから、よく知らない人と急に距離を縮めてしまうことがあります。寂しいときほど、相手のことを確かめる時間をとってください。
実家に戻る
実家暮らしだと、恋愛の話がしにくい、夜に出かけにくい、と感じる人もいます。それも一時期のこと。生活が落ち着いてから、ゆっくり考えても遅くはないんです。
社会人になってからの出会い
社会人になると、毎日同じ場所に集まる学生時代のような出会いは減ります。でも、出会いの場がなくなるわけではありません。
| 出会いの場 | 特徴 |
|---|---|
| 職場・取引先 | 人柄が分かりやすい。関係がこじれたときの影響も考える |
| 友人の紹介 | 共通の知り合いがいて安心しやすい |
| 趣味・習いごと | 同じ関心でつながれる |
| マッチングアプリ | 出会いの数は多い。安全の確かめ方を知っておく |
マッチングアプリを使うときの注意は「マッチングアプリで会う前に」でまとめています。新しい環境に慣れてから、ゆっくり考えても遅くないんです。
焦りが強いときの整理のしかた
それでも焦りが消えないときは、紙に書き出してみるのもひとつの方法です。
- 経験したい理由を、思いつくだけ書く
- そのなかで「自分のため」と「周りのため」を分ける
- 「自分のため」の理由について、どんな相手・どんな状況なら安心かを書く
書き出してみると、「今すぐ」でなくてもいいことが見えてくることがあります。焦る気持ちそのものについては「「早く経験したい」と焦るとき」でもまとめています。
卒業すると使えなくなる相談先
学生のうちは、大学の保健センターや学生相談室で、からだや気持ちの相談ができた人もいますよね。卒業すると、こうした場所は使えなくなります。社会人になってからの相談先を、いまのうちに知っておくと安心です。
| 相談したいこと | 社会人になってからの相談先 |
|---|---|
| 生理・避妊・性交痛 | 婦人科・産婦人科 |
| 性感染症の検査 | 保健所(無料・匿名で受けられるところが多い)・婦人科 |
| 気持ちのつらさ | 自治体の相談窓口・カウンセリング |
| 性暴力の被害 | 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター |
婦人科で相談できることは「婦人科で性の悩みは相談できる?」、検査の場所は「検査はどこで受ける?」にまとめています。
卒業前にしておくと安心なこと
焦りを「経験」ではなく「準備」に向けると、気持ちが少し落ち着きます。卒業までの間にできることを挙げてみました。
- 新しく住む場所の近くの婦人科を調べておく
- 避妊の方法と、コンドームの正しい使い方を知っておく
- 何でも話せる友だちと、卒業後も連絡を取りあう約束をする
- 自分が「安心できる相手」の条件を書き出しておく
コンドームの使い方は「コンドームの正しい使い方」にまとめています。
よくある疑問
卒業までに経験しないと、一生できない?
そんなことはありません。25〜29歳、30〜34歳でも、未婚女性の約4割は未経験です。年齢が上がってから経験する人もたくさんいます。
就職したら、職場で経験の話をされる?
職場で性の経験を聞くのは、セクシュアルハラスメントに当たることがあります。答える必要はありませんし、続くようなら社内の相談窓口に相談してください。
内定先の同期と仲良くなりたいけれど、経験の話が不安
経験の話題に答える義務はありません。「その話はパスで」と軽くかわして大丈夫な関係のほうが、長く付き合いやすいものです。
卒業旅行で、恋愛の話になるのがこわい
旅行の夜は、恋愛の話になりやすいですよね。答えたくないことは「秘密」で通していいんです。話すかどうかを決めるのは、あなた自身です。
まとめ
22歳が入る20〜24歳の未婚女性の55.1%が、性交経験なし(国の2025年の調査)。25〜29歳でも4割を超える人が未経験です。「学生のうちに」は最後のチャンスではありません。卒業前の勢いより、自分で「この人と」と決められるかどうかを大事にしてください。経験するかどうか、いつにするかは、あなたが決めていいんです。
- 国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」(2025年調査・2026年9月公表)図表2-5 https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou17/JNFS17gaiyo.pdf
- 同 図表2-5のデータ(CSV) https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/db_17/17GaiyoBaseData/JNFS17gaiyoFigure2-5.csv