【美容】赤ら顔・酒さ(しゅさ)とは

職場で「顔赤いけど大丈夫?」と聞かれる。緊張しているわけでもないのに、頬と鼻のまわりがいつも赤い。暖房の効いた部屋に入ると、さらに赤くなってほてる。デートでお酒を飲んだら、真っ赤になって恥ずかしかった。赤ら顔は、本人が思っている以上に気にしている人が多い悩みです。
赤ら顔の主な原因
| 原因 | 特徴 |
|---|---|
| 乾燥・敏感肌 | 頬が赤く、しみる・かゆい |
| ニキビ・ニキビ跡 | 赤いブツブツ・赤い跡 |
| 酒さ(しゅさ) | 頬・鼻・おでこ・あごの赤み、ほてり、ニキビのようなブツブツ |
| 毛細血管が広がって見える | 細い血管が透けて見える |
| 脂漏性皮膚炎 | 小鼻のわき・眉のあたりが赤く、粉をふく |
| お酒・体質 | 飲むと赤くなる。体質によるもの |
| 緊張・温度の変化 | 一時的に赤くなる |
酒さ(しゅさ)とは
酒さは、顔の中心(頬・鼻・おでこ・あご)に赤みが続く、慢性の皮膚の病気です。名前に「酒」とありますが、お酒を飲む人だけがなるものではありません。
| よくある症状 | 中身 |
|---|---|
| 赤み | 頬や鼻を中心に、赤みが続く |
| ほてり | 温度の変化や刺激で、赤みやほてりが強くなる |
| ブツブツ | ニキビに似た赤いブツブツ・膿のブツブツ |
| 細い血管 | 毛細血管が浮き出て見える |
| 目の症状 | 目の充血・乾燥・違和感が出る人もいる |
ニキビと間違えやすいのですが、治療が違うので、皮膚科で見分けてもらうことが大事です。
悪化させやすいと言われること
| きっかけ | できること |
|---|---|
| 急な温度の変化(暖房・サウナ・熱いお風呂) | ぬるめのお風呂。熱いシャワーを顔に当てない |
| 紫外線 | 日焼け止め・帽子 |
| お酒・辛いもの・熱い飲みもの | 自分が赤くなりやすいものを知っておく |
| 刺激の強い化粧品 | 刺激の少ないものに |
| ストレス | 睡眠をとる |
何で赤くなるかは人によって違います。赤くなった日の食事や行動をメモしておくと、自分のきっかけが見えてきます。
ふだんのケア
| すること | ポイント |
|---|---|
| 洗顔はぬるま湯でやさしく | こすらない |
| 保湿 | 刺激の少ないもの |
| 日焼け止め | 刺激の少ない、紫外線散乱剤のものを試す人も |
| ピーリング・スクラブは控える | 刺激になる |
皮膚科での治療
| 治療 | 中身 |
|---|---|
| 塗り薬 | 酒さやニキビ、脂漏性皮膚炎などに合わせた薬 |
| 飲み薬 | 炎症をおさえる薬など |
| 生活の見直し | 悪化のきっかけを避ける |
酒さの治療には、保険が使える薬があります。まずは皮膚科で、どの原因の赤みかを診てもらってください。
光治療・レーザー
広がった毛細血管による赤みには、光治療(IPL)や血管に反応するレーザーが使われることがあります。多くは自由診療です。
| 施術 | 費用の目安(1回) | 回数の目安 |
|---|---|---|
| 光治療(IPL) | 10,000〜35,000円くらい | 4〜8回 |
※自由診療のため、医療機関ごとに大きく違います。比較サイトに掲載された相場(2020年時点の情報)をもとにした目安です。受ける前に、その医療機関の料金表で確かめてください。
光治療については「シミ取りのレーザー・光治療とは」でも説明しています。
メイクで隠すコツ
| コツ | ポイント |
|---|---|
| 緑のコントロールカラーを薄く | 赤みを打ち消す。厚く塗らない |
| ファンデーションは薄く重ねる | 厚塗りは崩れやすい |
| チークは控えめに | 赤みと重ならない位置に |
男性は、赤みが気になるならBBクリームを薄く使う方法もあります。
恥ずかしさとの付き合い方
赤ら顔は、からかわれたり、「照れてる?」と言われたりして、つらい思いをすることがあります。
| 場面 | できること |
|---|---|
| 「顔赤いよ」と言われる | 「肌の体質なんだ」と軽く返すだけで十分 |
| デートでお酒を飲むと赤くなる | 量を控える。ノンアルコールを選ぶ |
| パートナーに気にしていることを伝えたい | 体質や病気であること、指摘されるとつらいことを話していい |
見た目の悩みで気持ちがつらいときは「見た目が気になって外に出られない:醜形恐怖症とは」も読んでみてください。
「赤い顔」と言われるつらさ
頬や鼻が赤いと、「お酒飲んだ?」「恥ずかしいの?」「日焼けした?」などと言われることがあります。言う側に悪気がなくても、何度も言われると、人と話すことや、写真に写ることがおっくうになってしまう人もいます。
赤ら顔の原因はいくつかあり、乾燥や敏感肌で一時的に赤くなっているもの、ニキビの炎症、酒さ、毛細血管が広がっているものなど、それぞれ対策が違います。自分の赤みがどれなのかを知ると、メイクで隠す、生活を見直す、皮膚科で治療を受ける、のどれが合っているかが分かりやすくなります。
酒さは、顔の赤みやほてり、ニキビのようなブツブツが出る病気で、長く続くことが多いと言われています。良くなったり悪くなったりをくり返すので、悪化させやすいきっかけを知って、付き合い方を見つけていくことが大事です。
悪化のきっかけを記録する
| 記録すること |
|---|
| 赤みが強くなった日 |
| その日に食べたもの・飲んだもの |
| 気温・天気・場所 |
| 使った化粧品 |
| 体調・気分 |
数週間記録すると、自分にとってのきっかけが見えてくることがあります。
季節ごとの注意
| 季節 | 気をつけたいこと |
|---|---|
| 春 | 花粉・寒暖差 |
| 夏 | 紫外線・暑さ・汗 |
| 秋 | 乾燥 |
| 冬 | 寒さ・暖房との温度差・乾燥 |
デートで気になるとき
| 工夫 |
|---|
| 熱い料理やお酒の量を控えめにする |
| 暑い場所を避ける |
| グリーン系の下地で赤みを整える |
| 「すぐ顔が赤くなる体質なんだ」と伝えておく |
よくある疑問
赤ら顔は治る?
原因によります。乾燥やニキビが原因なら、ケアや治療で落ち着くことが多いです。酒さは、良くなったり悪くなったりをくり返すことが多く、治療で症状をおさえていくものと考えられています。
ニキビの薬を塗ったら悪化した
酒さをニキビと思って治療すると、合わないことがあります。皮膚科で見分けてもらってください。
お酒で赤くなるのは酒さ?
お酒で赤くなるのは、体質(お酒を分解する力)によることが多いです。お酒を飲まなくても赤みが続くなら、ほかの原因を考えます。
赤ら顔に、ふつうのスキンケアを使っていい?
刺激の少ないものを、少ない種類で使うのが基本です。アルコールや香料が多いものでしみる人もいます。合わないときは皮膚科で相談してください。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 赤みが続く・ブツブツがある | 皮膚科 |
| 目の充血・違和感 | 眼科 |
| 光治療・レーザー | 美容皮膚科(受ける前に費用とリスクを確かめる) |
赤ら顔には、いろいろな原因があります。続くなら、ひとりで化粧品を試し続けるより、まず皮膚科で原因を確かめてください。
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」 https://qa.dermatol.or.jp/