美容

ホーム › 美容

美容どちらにも

【美容】アートメイク・まつげパーマは医療?エステ?

ロコ
ロコの結論
すっぴんでも眉がある、汗でも消えないアイライン。アートメイクは便利ですが、針で皮膚に色素を入れる施術なので、厚生労働省は「医師が行うべき医行為」としているんです。受けるなら医療機関で、と覚えておいてください。

朝、眉を描く時間がもったいない。プールや温泉で眉が消えるのが恥ずかしい。お泊まりの朝、すっぴんの眉を見られたくない。アートメイクは、そんな悩みを持つ人にとって魅力的に見えます。一方で、SNSでは「サロンで安く受けられる」という投稿も見かけます。でも、それは違法になる可能性があります。

アートメイクとは

アートメイクは、針の先に色素をつけて、皮膚の浅いところに色を入れる施術です。

よくある部位 目的
眉 眉の形を描かなくてもいいように
アイライン まつげの生え際を濃く見せる
リップ 唇の色・輪郭
乳輪・乳頭 乳がんの手術のあとの再建など
頭皮 薄毛の部分を目立ちにくく

厚生労働省の考え方

厚生労働省は、眉毛・毛髪・乳輪や乳頭などの体の構造を描く行為や、アイライン・チーク・リップなど化粧のかわりになる装飾を描く行為を「アートメイク」とし、医師が行うのでなければ保健衛生上危害を生ずるおそれのある行為(医行為)としています。医師免許を持たない人が業として行うと、医師法第17条違反になります。名前(「〇〇ブロウ」「アートメイク風」など)にかかわらず、こうした施術はすべて医行為にあたる、とされています。

厚生労働省は、特定の施術を許可したり容認したりした事実は一切ない、とも明記しています。

医療機関 エステ・サロンなど
アートメイク 医師・医師の指示を受けた看護師などが行う 医師法違反になるおそれ
トラブルのとき 医師が診察・治療できる 対応が難しい

費用と回数・持ちの目安

部位 費用の目安(2回) 回数 持ち
眉 4万〜12万円くらい 2〜3回(1〜2か月あけて) 2〜3年で薄くなっていくことが多い
リップ 8万〜15万円くらい 2〜3回 同上

※比較サイトに掲載された相場(2020年時点の情報)をもとにした目安です。医療機関によって大きく違います。受ける前に、その医療機関の料金表で総額(リタッチの費用も)を確かめてください。

1回で完成させるのではなく、2〜3回重ねて色を定着させることが多いです。薄くなったら、リタッチ(追加の施術)をします。

リスク

起きうること 中身
腫れ・赤み とくにリップは腫れやすい
色が濃く見える 数日は濃く、その後なじむことが多い
かさぶた 1週間ほど。はがさない
感染 まれ
アレルギー 色素に反応することがある
形・色が思っていたのと違う 簡単には消せない
MRI 色素の種類によって、検査のときに反応することがある。検査のときは伝える

消したくなったとき、レーザーで薄くする方法もありますが、時間と費用がかかり、完全に消えないこともあります。形や色は、流行より、長く自分に似合うものを選ぶのがおすすめです。

まつげパーマ・まつげエクステとの違い

施術 扱い
まつげパーマ 美容師の資格が必要とされる(美容所で行う)
まつげエクステ 美容師の資格が必要とされる(美容所で行う)
アートメイク(アイライン) 医行為。医療機関で行う

まつげパーマやエクステでも、薬剤やグルーで目のまわりがかぶれたり、目に入ったりするトラブルがあります。目に痛みや充血が出たら、眼科を受診してください。

受ける前に確かめたいこと

確かめること 理由
医療機関で、誰が施術するか 違法な施術を避ける
デザインを事前に確認できるか 消しにくい
使う色素・麻酔 アレルギー・持病
費用の総額(2回目・リタッチ) あとから追加されないように
妊娠中・授乳中・持病 受けられないことがある
トラブルのときの対応 診察・治療の費用

カウンセリングの受け方は「カウンセリングで確かめること:医師の説明・リスク・その日の施術」に。

すっぴんとお泊まり

アートメイクを考えるきっかけとして、「お泊まりの朝、すっぴんの眉を見られたくない」という声もよく聞きます。アートメイクはひとつの方法ですが、ほかにも、眉ティント(数日もつ眉用の化粧品)や、眉の形を整えておくなどの方法もあります。「お泊まりで、すっぴんを見られるのがこわい」も読んでみてください。

アートメイクが選ばれる理由

アートメイクは、眉やアイラインなどを皮膚に色素を入れて描くもので、毎朝のメイクの時間が短くなる、汗や水で落ちない、すっぴんでも眉がある、といった理由で選ばれています。スポーツをする人、朝の準備を少しでも楽にしたい人、すっぴんを見られるのが不安な人などに人気があります。

一方で、アートメイクは、皮膚に針を刺して色素を入れる医療行為です。数年で薄くなっていくとされていますが、時間がたっても色が残ることもあり、流行のデザインが変わったとき、顔立ちが年齢とともに変わったときに、思っていたのと違う印象になることもあります。

デザインを決めるときは、いまの流行より、自分の顔立ちや、ふだんのメイクに合うかどうかを大事にしてください。最初は薄めに入れて、あとから足していくほうが、失敗しにくいと言われています。

部位ごとの特徴

部位 よくある目的 気をつけたいこと
眉 形を整える・すっぴんでも眉がある 形の流行が変わることがある
アイライン 目元をはっきりさせる 目の近くなので腫れやすい
リップ 唇の色・輪郭 口唇ヘルペスが出ることがある
ほくろ 印象をつける 本物のほくろと見分けにくくなる

施術のあとの過ごし方

時期 気をつけたいこと
当日〜数日 洗顔で強くこすらない・メイクを控える
1週間ほど かさぶたを無理にはがさない
数週間 色が落ち着く。サウナ・プールは控える
1〜2か月後 2回目の施術で整えることが多い

消したくなったとき

知っておきたいこと
レーザーで薄くできることもあるが、何回もかかる
色によっては、消しにくい
消す費用は、入れる費用より高くなることもある

よくある疑問

サロンで受けてしまった

すぐに健康被害がなくても、腫れ・痛み・赤みが続く、膿が出る、などがあれば医療機関を受診してください。違法な施術のことは、自治体の保健所などに相談できます。

男性も受けられる?

眉や頭皮のアートメイクを受ける男性もいます。

汗や水で落ちない?

色素を皮膚に入れるので、汗や水では落ちません。

痛みは?

麻酔を使うことが多く、痛みは軽く感じる人が多いですが、部位や体質によります。

アートメイクをしていても、MRIの検査は受けられる?

受けられることが多いですが、色素によってはやけどや画像の乱れが起きることがあると言われています。検査のときは、アートメイクをしていることを伝えてください。

相談できるところ

悩み 相談先
施術のあとの腫れ・痛み・膿 医療機関(皮膚科・形成外科)
目の痛み・充血 眼科
違法な施術の疑い 保健所
契約のトラブル 消費者ホットライン188

アートメイクは医療です。受けるなら医療機関で。消しにくいものなので、デザインはゆっくり決めてください。

出典

関連する記事

▶ 美容のTOPに戻る