【美容】施術のあとに腫れ・しこり・左右差が出たら:相談先

ヒアルロン酸を入れた次の日、片方の頬だけ腫れている。二重の手術から1か月、左右の幅が違う気がする。ボトックスのあと、まぶたが重くて目が開けにくい。施術のあとの変化は、時間で落ち着くものなのか、すぐに対応が必要なものなのか、自分では分かりにくいですよね。
ダウンタイムの範囲か、合併症か
| よくあること(ダウンタイム) | 早めに相談したいこと |
|---|---|
| 予定された期間の腫れ・赤み・内出血 | 予定より長く続く・だんだん強くなる |
| 軽い痛み | 痛みが強くなる・ズキズキする |
| 左右の腫れ方の差(一時的) | 腫れが引いても左右差が残る |
| 軽いつっぱり感 | しこりが大きくなる・熱を持つ |
ダウンタイムの目安は、施術ごとに違います。施術の前に、どのくらいの期間、どんな変化が出るのかを聞いておくと、判断しやすくなります。「ダウンタイムとは?予定の組み方」も読んでください。
すぐに受診したい症状
| 症状 | 考えられること |
|---|---|
| 皮膚の色が白っぽい・紫っぽい・まだらになる、強い痛み | 注入物で血流が悪くなっている可能性(ヒアルロン酸など) |
| 見え方がおかしい・視界が欠ける | 目の近くへの注入で起きることがある重い合併症 |
| 発熱・赤く腫れて熱を持つ・膿が出る | 感染 |
| 息苦しい・全身のじんましん・意識がおかしい | アレルギー反応 |
| 出血が止まらない | 出血・血腫 |
とくに、ヒアルロン酸などの注入のあとに、皮膚の色の変化や強い痛み、見え方の異常が出たときは、一刻を争うことがあります。すぐに施術した医療機関に連絡し、つながらなければ近くの医療機関や救急を受診してください。くわしくは「ヒアルロン酸注射とは?まれに起きる重い合併症」に。
施術した医療機関への連絡
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| 施術を受けた日・内容 | 「〇月〇日に、目の下にヒアルロン酸を注入」 |
| いつから、どんな症状か | 「昨日から右の頬が腫れて、熱っぽい」 |
| 変化 | 「だんだん強くなっている」 |
| 希望 | 「診てほしい」 |
医療機関の対応に不安があるときや、連絡がつかないときは、ほかの医療機関(皮膚科・形成外科など)を受診してかまいません。
記録を残す
| 残すもの | 理由 |
|---|---|
| 写真(日付つき・同じ角度・同じ明るさ) | 経過が分かる |
| 施術の内容・説明の書面・同意書 | 何を受けたか |
| 医療機関とのやりとり | 言った言わないを防ぐ |
| ほかの医療機関の診断書・領収書 | 費用の相談のとき |
相談先
| 相談先 | どんなとき |
|---|---|
| 施術した医療機関 | まず最初に |
| ほかの医療機関(皮膚科・形成外科・眼科など) | 不安なとき・連絡がつかないとき |
| 医療安全支援センター | 医療に関する苦情や心配。全国の都道府県などにある |
| 消費者ホットライン188 | 契約・返金・費用の話 |
| 弁護士・法テラス | 損害賠償などを考えるとき |
厚生労働省も、合併症が起きた場合は、医療安全支援センターや消費者ホットライン188などの相談窓口に相談するよう案内しています。
修正の施術を勧められたら
| 気をつけたいこと | 理由 |
|---|---|
| すぐに修正の契約をしない | ほかの医療機関の意見も聞く |
| 修正の費用 | 無料か有料か。総額を確かめる |
| 落ち着くまで待つ必要がないか | 腫れが引いてから判断するほうがいいこともある |
国民生活センターの事例には、包茎手術のあとに傷口が割れ、傷あとの処置として高額な施術を勧められた、という相談もあります。
パートナーにどう話すか
施術のあとの見た目の変化に、パートナーが気づくこともあります。施術したことを話すかどうかは自分で決めていいですが、体調の変化があるときは、身近な人に伝えておくと、何かあったときに助けてもらいやすくなります。「整形したことを、パートナーに話す?」も読んでみてください。
「失敗したかも」と感じたときの気持ち
施術のあとに思っていた仕上がりと違ったり、腫れやしこりが続いたりすると、「失敗したかもしれない」「自分のせいだ」と、気持ちが大きくゆれることがあります。お金をかけて、楽しみにしていた施術だったからこそ、落ちこみも大きくなりがちです。
まず知っておいてほしいのは、施術のあとの経過には個人差があり、時間がたって落ち着くことも多いということです。一方で、時間がたっても良くならない、むしろ悪くなっている、という場合は、ひとりで様子を見続けず、早めに相談することが大切です。
また、施術のことを誰にも話していないと、不安を抱えこんでしまいがちです。信頼できる人に話す、相談窓口に連絡する、といったことで、気持ちが少し落ち着き、次にどうすればいいかが見えてくることもあります。
連絡するときに伝えること
| 伝えること |
|---|
| 施術を受けた日と、施術の名前 |
| いつから、どんな症状があるか |
| 症状が良くなっているか、悪くなっているか |
| 熱・痛み・見えにくさなど、ほかの症状 |
| 受けたい対応(診察・説明など) |
伝える内容をメモにまとめておくと、電話のときにあわてずにすみます。
写真で経過を残すコツ
| コツ |
|---|
| 同じ場所・同じ明るさで撮る |
| 正面・左右・斜めから撮る |
| 日付が分かるように残す |
| 毎日撮りすぎて落ちこむなら、数日おきに |
ほかの医療機関に相談するとき
| 持っていくもの |
|---|
| 施術の内容が分かる書類(同意書・説明書) |
| 処方された薬 |
| 経過の写真 |
| 施術を受けた医療機関の連絡先 |
よくある疑問
左右差はいつまで様子を見ればいい?
腫れが完全に引くまで、施術によっては数週間〜数か月かかることがあります。施術した医師に、いつごろ判断するかを聞いてください。
しこりができた
注入物や手術のあとにしこりができることがあります。痛み・熱・大きくなる、などがあれば早めに受診してください。
医療機関が「様子を見て」と言うだけ
不安が続くなら、ほかの医療機関で意見を聞いてかまいません。
治療費は誰が払う?
ケースによって違います。施術先との話し合いがまとまらないときは、消費者ホットライン188や弁護士に相談してください。
施術した医療機関に連絡しにくい
言いにくいときは、医療安全支援センターなどに、どう伝えればいいかを相談することもできます。急な症状があるときは、施術した医療機関にこだわらず、近くの医療機関を受診してください。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 症状の診察 | 施術した医療機関・ほかの医療機関 |
| 医療への苦情・心配 | 医療安全支援センター |
| 契約・費用 | 消費者ホットライン188 |
施術のあとの変化は、迷ったら連絡。色の変化や見え方の異常は、すぐに受診。記録を残して、ひとつの医療機関だけで抱えこまないでください。
- 厚生労働省「確認してください!美容医療の施術を受ける前にもう一度!」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04978.html
- 国民生活センター「美容医療サービス」 https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/biyo.html