【美容】洗顔のしすぎで乾燥する?洗い方の基本

昼休みにトイレで顔を洗う。帰ってきてシャワーのついでにもう一度。寝る前にも洗顔フォームでしっかり。それなのに、頬はつっぱるし、おでこは夕方にはテカテカ。そんな悪循環に入っている人は、特に男性に多いです。
洗顔は、毎日するからこそ、やり方の小さな違いが肌に積み重なります。ここでは、洗顔の基本と、やりすぎのサインをまとめました。
洗顔の目的
洗顔の目的は、肌についた汚れ・ほこり・汗・古くなった皮脂を落とすことです。肌に必要な皮脂やうるおいまで落とすことではありません。
| 落としたいもの | 落としすぎたくないもの |
|---|---|
| 汗・ほこり・汚れ | 角層の中のうるおい |
| 酸化した皮脂 | 肌を守る皮脂膜 |
| 寝ている間の汚れ | セラミドなどの細胞間脂質 |
皮脂は「悪者」と思われがちですが、肌を乾燥や刺激から守るはたらきもしています。取りすぎると、肌が乾き、バリア機能が弱ることがあります。バリア機能については「肌のバリア機能とは?こわれるとどうなる?」に書いています。
洗いすぎのサイン
| サイン | 考えられること |
|---|---|
| 洗ったあとにつっぱる | 皮脂やうるおいを落としすぎている |
| 頬は乾くのに、おでこや鼻はテカる | 乾燥と皮脂の多さが同時に起きている |
| 洗顔のあとにヒリヒリする | 洗浄力が強すぎる・こすりすぎ |
| ニキビが減らない | 洗いすぎで肌が荒れている可能性 |
| 粉をふく | 乾燥 |
洗顔の基本の手順
| 手順 | すること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 手を洗う | 汚れた手で洗わない |
| 2 | ぬるま湯で顔をぬらす | 熱いお湯は皮脂を取りすぎる。体温より少し低いくらい |
| 3 | 洗顔料をしっかり泡立てる | 泡立てネットを使うと簡単 |
| 4 | 泡を顔にのせ、泡で洗う | 指が肌に直接強くあたらないように |
| 5 | Tゾーンから先に | 皮脂の多いところから。頬は最後にさっと |
| 6 | すすぐ | 20〜30回を目安に、ぬるま湯でたっぷり。生え際・あご下・小鼻も |
| 7 | タオルで押さえる | ふかない。清潔なタオルで |
| 8 | すぐに保湿 | 洗ったあとは乾きやすい |
すすぎ残しは、ニキビやかぶれの原因になることがあります。とくに生え際やフェイスラインは、すすぎ残しが多いところです。
朝は水だけでもいい?
| 肌の状態 | 朝の洗顔の目安 |
|---|---|
| 乾燥肌・敏感肌 | ぬるま湯だけでもいい |
| 脂性肌・朝から皮脂が多い | 洗顔料で |
| 混合肌 | Tゾーンだけ洗顔料、頬はぬるま湯 |
| 夜に厚くクリームを塗った | 洗顔料で軽く |
正解は一つではありません。自分の肌が、洗ったあとにつっぱらず、昼にテカりすぎない方法を探してください。
洗顔料の選び方
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 洗顔フォーム(チューブ) | 手軽。泡立てやすいものが多い | ほとんどの人 |
| 固形石けん | さっぱりしたものが多い | 脂性肌の人 |
| 泡で出てくるタイプ | 泡立て不要 | 忙しい人・泡立てが苦手な人 |
| 洗顔パウダー(酵素など) | 毛穴の汚れが気になるとき | 毎日ではなく、ときどき使う人も |
| 低刺激・弱酸性と書かれたもの | 洗い上がりがやさしいものが多い | 乾燥肌・敏感肌 |
「さっぱり」「スクラブ入り」と書かれたものは、洗浄力が強かったり、こする成分が入っていたりします。毎日使うものは、洗い上がりがつっぱらないものを選びます。
スクラブ・洗顔ブラシとの付き合い方
| もの | 気をつけたいこと |
|---|---|
| スクラブ入り洗顔料 | 毎日使うと角層を削りすぎる。使うなら週1回程度 |
| 洗顔ブラシ(電動・手動) | 強く当てない。肌が赤くなるならやめる |
| 毛穴パック | はがすときに角層も一緒にはがす。頻繁に使わない |
毛穴の黒ずみが気になる人は、「毛穴の開き・黒ずみ・たるみ毛穴の違い」もあわせて読んでみてください。
男性に多い洗いすぎ
男性は、「顔はゴシゴシ洗うもの」「洗顔料でさっぱりしないと気持ち悪い」と考えている人が多いです。体と同じボディソープで顔を洗っている人もいます。
| よくある洗い方 | 変えるなら |
|---|---|
| ボディソープで顔も洗う | 洗顔料を分ける |
| シャワーの熱いお湯を直接顔に | 手にためたぬるま湯で |
| タオルでゴシゴシふく | 押さえるだけ |
| 洗ったあと何もつけない | 保湿する |
ひげそりの前後の洗い方は「ひげそりの肌荒れ・青ひげ」にも書いています。
キスの前、デートの前の洗顔
デートの前に顔を洗ってさっぱりしたい、という人もいますよね。
- 出かける直前に何度も洗うより、朝の洗顔+保湿をていねいにするほうが、テカりにくい
- 外では、あぶらとり紙やティッシュで押さえる
- 相手の家で洗顔させてもらうときは、使い慣れた洗顔料を小分けで持っていくと安心
洗顔は、肌を「整える」ための時間
洗顔というと、汚れを落とすことばかりに目が向きがちですが、洗いすぎると、肌に必要なうるおいまで落としてしまいます。洗顔のあとに肌がつっぱる、粉をふく、赤くなる、という人は、洗いすぎのサインかもしれません。
肌の表面には、皮脂や角質でできた、肌を守るための膜のようなものがあります。洗顔料でゴシゴシ洗ったり、熱いお湯で長い時間洗ったりすると、その膜が落ちてしまい、肌が乾燥したり、外からの刺激に弱くなったりします。乾燥した肌は、皮脂を出して守ろうとするため、かえってテカりやすくなることもあります。
洗顔は、汚れを落とすことと、肌を守ることのバランスが大切です。泡でやさしく、ぬるま湯で、短い時間で。この3つを意識するだけでも、肌の調子が変わる人は多いです。
洗顔料の種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| フォーム | 泡立てやすい。手軽 |
| 固形せっけん | シンプルな成分のものが多い |
| 泡で出てくるタイプ | 泡立てる手間がない |
| パウダー | 酵素入りのものも。使いすぎに注意 |
| ジェル | 泡立たないものも。さっぱり |
季節ごとの洗顔
| 季節 | 考え方 |
|---|---|
| 夏 | 皮脂・汗が増える。洗顔料で朝晩洗う人も |
| 冬 | 乾燥しやすい。朝はぬるま湯だけにする人も |
お風呂で洗うときの注意
| 注意 |
|---|
| シャワーを直接顔に当てない(熱く、刺激になる) |
| 湯船のお湯で洗うより、洗面器にぬるま湯を |
| 長湯のあとは、すぐに保湿 |
よくある疑問
洗顔は1日に何回?
一般には朝と夜の2回までで十分と言われます。汗をたくさんかいたときは、ぬるま湯ですすぐ程度にして、洗顔料を使う回数は増やさないほうが肌が荒れにくいです。
メイクをしていない日もクレンジングは必要?
メイクも日焼け止めもしていないなら、洗顔だけで十分です。日焼け止めを塗った日は、その日焼け止めの落とし方の表示を見てください。
冷たい水で洗うと毛穴が引きしまる?
冷たい水で一時的にひきしまった感じがすることはありますが、毛穴の大きさが変わるわけではないと考えてください。洗うのはぬるま湯で、最後に冷たい水を軽く当てるのは好みでかまいません。
洗顔料を使わない「水洗顔」はいい?
乾燥肌・敏感肌の人には合うこともありますが、皮脂の多い人や日焼け止めを使う人は、汚れが残りやすいことがあります。肌の様子を見ながら選んでください。
ニキビがあるときは何回も洗ったほうがいい?
洗いすぎはニキビを悪くすることがあります。朝晩の2回、やさしく洗い、ニキビは皮膚科で治療するのが近道です。
パートナーの洗顔料を使ったら、肌がつっぱった
洗浄力が強いものだったのかもしれません。肌のタイプによって合う洗顔料は違います。お泊まりのときは、自分のものを持っていくと安心です。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 洗っても荒れる・赤みやかゆみが続く | 皮膚科 |
| ニキビがくり返す | 皮膚科 |
| 洗顔料の選び方 | 薬局の薬剤師 |
洗顔は「落としすぎない」が基本です。つっぱるなら、洗い方か洗顔料を見直してみてください。
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A ニキビ」 https://qa.dermatol.or.jp/qa3/index.html
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A アトピー性皮膚炎」 https://qa.dermatol.or.jp/qa1/index.html