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【美容】汗が多い・多汗症とは

ロコ
ロコの結論
手をつなぐのがこわいくらい、手のひらに汗をかく。わきの汗ジミが気になって、明るい色の服が着られない。日常生活に困るほどの汗は、「多汗症」という病気のことがあって、皮膚科で保険が使える治療もあるんです。

好きな人と手をつなぎたい。でも、手のひらがいつも汗でじっとりしていて、ふれるのがこわい。紙に字を書くとにじむ。スマホの画面が反応しにくい。わきの汗ジミが気になって、夏でも濃い色の服ばかり選んでしまう。汗の悩みは、人に言いにくいぶん、ひとりで我慢している人がとても多いです。

多汗症とは

多汗症は、体温の調節に必要な量を超えて、汗がたくさん出る状態です。日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」でも、皮膚の病気として説明されています。

種類 中身
局所多汗症 手のひら・足の裏・わき・顔・頭など、決まった場所に汗が多い
全身性多汗症 全身に汗が多い。ほかの病気や薬が原因のこともある

局所多汗症は、緊張や暑さに関係なく汗が出ることも多く、子どものころや思春期から始まる人が多いと言われます。

ふつうの汗との違いの目安

目安 多汗症の可能性
汗で日常生活に困っている(字がにじむ・物がすべる・着替えが必要) 高い
涼しい場所でも汗が出る 高い
左右同じように汗が出る 局所多汗症に多い
寝ている間は汗が少ない 局所多汗症に多い
家族にも汗の多い人がいる 体質のことも

ほかの病気が原因の汗

全身に急に汗が増えた、夜に寝汗がひどい、体重が減った、動悸がする、などの症状がある場合は、甲状腺の病気や感染症、更年期など、ほかの原因のこともあります。内科で相談してください。

ふだんの対策

場所 対策
わき 制汗剤(汗をおさえる成分の医薬部外品)を清潔な肌に。汗ジミ防止のインナー
手のひら ハンカチ・タオル。手用の制汗剤
足の裏 通気性のいい靴下・靴。替えの靴下
顔・頭 汗ふきシート・ハンカチ。髪型を工夫する

制汗剤は、汗の出口をふさいで汗をおさえる成分が入ったものが多いです。夜に塗ると効果が出やすいとされる製品もあるので、使い方の表示を見てください。

皮膚科での治療

治療 中身 保険
塗り薬 わき・手のひらの汗をおさえる薬がある 使えるものがある
注射(ボツリヌス毒素製剤) 汗を出す神経のはたらきをおさえる。効果は数か月 わきの重い多汗症で使えることがある
電気を使う治療(イオントフォレーシス) 手のひら・足の裏に 使えることがある
飲み薬 汗をおさえる薬 使えることがある
手術 汗に関わる神経を切る手術など 使えることがある。副作用(ほかの場所の汗が増えるなど)を医師とよく相談

どの治療が合うかは、汗の場所や程度、生活によって変わります。まずは皮膚科で「汗で困っている」と伝えて相談してください。

デート・ふれあいのときの不安

場面 できること
手をつなぐ 直前にハンカチでふく。「手汗かきやすいんだ」と軽く言っておく
わきの汗ジミ 汗ジミが目立ちにくい色・素材の服
顔の汗 汗ふきシート・ハンカチ。メイクは崩れにくいもの
ベッドで シャワーのあとは汗がひきやすい。タオルを置いておく

手汗を気にして手をつなげない、という悩みは、相手にとっては「嫌われているのかな」と誤解されることもあります。体質のことを軽く伝えておくと、お互いに気が楽になることが多いです。

汗とにおい

汗そのものは、ほとんどにおいがありません。においが気になるのは、汗が皮膚の菌に分解されたり、わきのアポクリン汗腺の汗が混じったりするときです。わきのにおいは「わきのにおい・わきがとは?受診の目安と治療」、男性の体臭は「男性の体臭・加齢臭はどこから?」に。

汗の悩みは、まわりに分かってもらいにくい

汗が多いことの悩みは、まわりの人に分かってもらいにくいものです。「暑がりなだけ」「緊張しているだけ」と言われることもあり、病気として治療できることを知らないまま、何年も我慢している人も多いと言われます。

手のひらの汗が多いと、書類がぬれる、スマホがうまく操作できない、握手やハイタッチを避けたくなる、といった困りごとがあります。わきの汗が多いと、服にしみができるのが気になって、着る服の色を選んだり、人前で腕を上げられなかったりします。

こうした困りごとが毎日のように続いているなら、皮膚科で相談してみてください。日本皮膚科学会のガイドラインもあり、保険で受けられる治療も増えています。

服と持ちものの工夫

工夫 中身
汗じみが目立ちにくい色 白・黒・柄もの
汗取りパッド・インナー わきの汗を吸う
速乾性のある素材 乾きやすい
ハンカチ・タオルを多めに 手汗をこまめにふく
着替えを持ち歩く 汗をかいたら替える

手をつなぐときの工夫

工夫
つなぐ前にハンカチで手をふく
手首や腕を組むなど、手のひら以外でふれる
「手汗が気になる」と先に伝える
制汗剤を手のひらに使う(皮膚科で相談)

手汗のことを伝えると、相手は気にしていなかった、ということも多いです。「手をつなぐのがいやなわけじゃない」と伝えておくと、相手も安心します。

汗が多くなるきっかけ

きっかけ
緊張・不安
辛いもの・熱いもの
暑い場所・厚着
カフェイン・アルコール

よくある疑問

汗をかかないように水分を控えたほうがいい?

水分を控えても、汗はおさえられません。脱水のほうが危険です。

緊張すると汗が出る。気持ちの問題?

緊張で汗が出るのは自然な反応ですが、多汗症では、緊張していないときも汗が多いことがあります。汗のことを気にするとさらに緊張して汗が出る、というくり返しになる人もいます。治療で汗が減ると、気持ちも楽になることがあります。

美容クリニックの汗止め注射は保険が使える?

美容クリニックでは、自由診療で行っていることが多いです。重いわきの多汗症なら、皮膚科で保険が使える場合もあるので、まず皮膚科で相談するのがおすすめです。

子どものころから手汗がひどい

局所多汗症は、子どものころや思春期から始まる人が多いと言われます。大人になってからでも治療できるので、皮膚科で相談してください。

寝ているときにもたくさん汗をかく

寝ているときに大量の汗をかく場合は、ほかの病気が隠れていることもあります。内科で相談してください。

相談できるところ

悩み 相談先
汗で日常生活に困っている 皮膚科
急に全身の汗が増えた・寝汗・体重減少 内科
わきのにおい 皮膚科・形成外科

汗が多いのは、我慢するしかないものではありません。困っていると伝えれば、皮膚科で治療の選択肢を一緒に考えてもらえます。

出典

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