【美容】自分の肌タイプはどう見分ける?乾燥・脂性・混合・敏感

ドラッグストアの化粧水の棚の前で、「乾燥肌用」「オイリー肌用」「敏感肌用」と並んだラベルを見て、手が止まった。自分はどれなんだろう。友だちに「肌きれいだね」と言われたいし、好きな人の前でテカテカしていたくない。でも、自分の肌のことを、実はよく分かっていない。そういう人は男女を問わず多いです。
肌タイプが分かると、選ぶ化粧品も、やりすぎていたケアも見えてきます。ここでは、家でできる見分け方と、タイプごとのケアの考え方をまとめました。
肌タイプは大きく5つ
| タイプ | 特徴 | よくある悩み |
|---|---|---|
| 乾燥肌 | 皮脂も水分も少ない。洗顔後につっぱる | 粉ふき・かゆみ・小じわが目立つ |
| 脂性肌(オイリー肌) | 皮脂が多い。昼にはテカる | 毛穴の開き・ニキビ・化粧くずれ |
| 混合肌 | おでこと鼻(Tゾーン)はテカり、頬やあごは乾く | 部分によって悩みが違う |
| 普通肌 | 皮脂と水分のバランスがいい | 季節の変わり目に崩れることがある |
| 敏感肌 | 刺激に反応しやすい。赤み・ヒリヒリが出やすい | 化粧品が合わない・かぶれやすい |
敏感肌は、ほかの4つと少し性質が違います。乾燥肌で敏感、脂性肌で敏感、という重なり方をします。「乾燥しているうえに、しみやすい」なら、乾燥肌と敏感肌の両方の対策が要ります。
家でできる見分け方
いちばん手軽なのは、洗顔のあとに何もつけずに様子を見る方法です。
- いつもの洗顔料で顔を洗い、タオルで押さえるように水気をとる
- 化粧水も乳液もつけず、15〜20分ほど待つ
- 鏡の前で、おでこ・鼻・頬・あごの順に触って、見て確かめる
| 待ったあとの肌 | 考えられるタイプ |
|---|---|
| 全体がつっぱる。頬がカサつく | 乾燥肌 |
| 全体がしっとり、むしろベタつく | 脂性肌 |
| おでこと鼻はベタつくのに、頬はつっぱる | 混合肌 |
| つっぱりもベタつきも少ない | 普通肌 |
| ヒリヒリする・赤くなる・かゆい | 敏感肌の傾向 |
あぶらとり紙を、おでこ・鼻・頬に軽く当てて、あぶらのつき方を比べるのもひとつの方法です。
見分けるときのコツ
- 朝と夜で結果が違うことがあります。2〜3日、同じ時間帯で試すと傾向が見えます
- 部屋のエアコン・暖房の真下は避けます。乾燥した空気で結果がずれます
- 生理の前後、寝不足の翌日は肌がいつもと違います。ふだんの日に試します
肌タイプは変わる
肌タイプは、生まれつき決まっているものというより、そのときの状態です。
| 変わるきっかけ | 起きやすいこと |
|---|---|
| 季節 | 冬は乾燥に、夏は皮脂が多めに傾く |
| 生理周期 | 生理前は皮脂が増え、ニキビができやすい人がいる |
| 年齢 | 年齢とともに皮脂が減り、乾燥に傾く人が多い |
| ケアのやりすぎ | 洗いすぎで乾燥し、かえって皮脂が増えることがある |
| 環境 | エアコン・マスク・紫外線 |
とくに「脂性肌だと思っていたら、実は洗いすぎで乾燥していた」という人はよくいます。皮脂を取ろうとして1日に何度も洗顔すると、肌が乾き、それを補おうとして皮脂が増える、という流れになりやすいんです。生理と肌の関係は「生理の前に肌が荒れるのはなぜ?周期と肌の関係」に書いています。
タイプ別のケアの考え方
| タイプ | 洗顔 | 保湿 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 乾燥肌 | 洗浄力のやさしいもの。ぬるま湯で | しっかり。セラミドなど保湿成分のもの | 熱いお湯・こすりすぎ |
| 脂性肌 | 朝晩の2回。泡でやさしく | 軽めでいいが、省かない | 皮脂を取りすぎない |
| 混合肌 | Tゾーンは丁寧に、頬はさっと | 頬は多め、Tゾーンは少なめ | 部分で量を変える |
| 普通肌 | いまのケアを続ける | 季節で調整 | 新しい化粧品の試しすぎ |
| 敏感肌 | 低刺激のもの | 成分の少ない、香料の少ないもの | 新しいものは少しずつ試す |
保湿の基本は「化粧水はいる?保湿の基本(セラミド・ヒアルロン酸)」に、敏感肌でなにを使っても合わないときは「乾燥肌・敏感肌で、何を使っても合わないとき」にまとめています。
男性は混合肌・脂性肌が多い?
男性は一般に、女性より皮脂の量が多いと言われます。そのため、Tゾーンはテカるのに、ひげそりをする頬やあごは乾燥してヒリヒリする、という混合肌の人がよくいます。
「男だから洗顔料で洗っておしまい」にしていると、頬の乾燥やひげそり負けが続きやすくなります。テカりが気になる部分と、乾く部分を分けて考えるだけで、肌の印象はかなり変わります。男性のケアは「男性のスキンケア、最低限なにをすればいい?」にまとめました。
相手からどう見えるか
肌タイプを知ることは、見た目の「清潔感」にも直結します。近くで話したとき、相手の目に入りやすいのは次のような点です。
| 相手が気づきやすいこと | 関係するタイプ | できること |
|---|---|---|
| 昼すぎのテカり | 脂性肌・混合肌 | あぶらとり紙・ティッシュで押さえる |
| 口のまわりや頬の粉ふき | 乾燥肌 | 保湿を見直す。リップも |
| 赤み・ポツポツ | 敏感肌・ニキビ | こすらない。続くなら皮膚科 |
完璧な肌を見せる必要はありません。ただ、テカりや粉ふきは、ケアの方向が合っていれば減らせることが多い悩みです。デートの前の準備は「デートの前日・当日にしておくこと(肌・におい・ムダ毛)」にも書いています。
化粧品を選ぶときに見るところ
肌タイプが分かったら、パッケージのどこを見ればいいかも決まってきます。
| 見るところ | 乾燥肌 | 脂性肌・混合肌 | 敏感肌 |
|---|---|---|---|
| 使用感の表示 | 「しっとり」「とてもしっとり」 | 「さっぱり」「ジェル」 | 使い慣れた質感 |
| 成分 | セラミド・ヒアルロン酸など保湿成分 | 油分が多すぎないもの | 成分の数が少ないもの |
| 表示 | 「乾燥肌用」 | 「ノンコメドジェニックテスト済み」など | 「低刺激」「アレルギーテスト済み」 |
| 量の目安 | 表示どおりか少し多め | 表示どおり | 表示どおり。少しずつ試す |
「ノンコメドジェニックテスト済み」は、ニキビのもとができにくいかを確かめた、という意味の表示です。すべての人にニキビができないと約束するものではありません。「テスト済み」の表示は、どれも「すべての人に合う」という意味ではない、と覚えておいてください。
昼の肌が崩れるときの直し方
タイプによって、日中に崩れ方が違います。
| タイプ | 崩れ方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 脂性肌 | 全体がテカる・化粧が浮く | ティッシュで押さえてから、パウダーを少し |
| 乾燥肌 | 粉をふく・小じわにファンデーションが入る | 乳液やミスト状の保湿剤を少量なじませる |
| 混合肌 | Tゾーンだけテカる・頬は乾く | Tゾーンは押さえる、頬は保湿 |
| 敏感肌 | 夕方にかゆみ・赤み | 触らない。帰ったら早めに落とす |
あぶらとり紙を何度も使いすぎると、必要な皮脂まで取って、かえって皮脂が出やすくなることもあります。軽く押さえる程度で十分です。
よくある疑問
自分は何タイプか、何度試してもはっきりしない
混合肌や、季節で変わるタイプの人はよくあります。はっきりしないなら、「いまいちばん困っていること」(テカり・乾燥・赤み)に合わせて選ぶのが現実的です。
肌診断の機械で調べたほうが正確?
化粧品売り場やクリニックで、肌の水分量や皮脂の量を測ってもらえることがあります。参考にはなりますが、その日の体調や時間でも結果は動きます。家での見分け方と合わせて考えてください。
敏感肌用の化粧品なら安心?
「敏感肌用」「低刺激」と書かれていても、すべての人に合うわけではありません。新しい化粧品は、腕の内側などで試してから顔に使うと安心です。試し方は「化粧品でかぶれたとき:パッチテストのしかた」に書いています。
肌タイプに合った化粧品を使っているのに荒れる
洗いすぎ、こすりすぎ、使う量が多すぎるなど、使い方が原因のこともあります。それでも赤み・かゆみ・ニキビが続くときは、肌の病気が隠れていることもあるので、皮膚科で相談してください。
相談できるところ
| 悩み | 相談先 |
|---|---|
| 赤み・かゆみ・湿疹が続く | 皮膚科 |
| ニキビがくり返す | 皮膚科 |
| 化粧品の選び方を知りたい | 化粧品売り場の店員・薬局の薬剤師 |
| 見た目を変える施術に興味がある | 美容皮膚科(受ける前に「美容医療とは?」を読む) |
肌タイプは、ケアの方向を決めるための目安です。季節や体調で変わる前提で、ときどき洗顔後の肌を見直してみてください。
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」 https://qa.dermatol.or.jp/